パートナーロボット「PALRO」を活用したアイデア&プログラミングコンテスト開催、富士ソフト:表彰式は両国国技館!!
富士ソフトは、同社のコミュニケーションパートナーロボット「PALRO(パルロ)」を題材にした、アイデア&プログラミングコンテスト「第1回PALROコンテスト」の開催を発表した。優勝者には、賞金10万円とPALROが授与される。
富士ソフトは2013年6月13日、同社が開発したコミュニケーションパートナーロボット「PALRO(パルロ)」を題材にした、「第1回PALROコンテスト」を同年6月15日より開催すると発表した(関連記事1)。PALROを活用して、未来をより豊かに、より便利に変えてくれるロボットの在り方を、参加者と一緒に考えることを目的としたコンテストである(公式サイトもオープンしている)。
テーマとして、「(1)高齢者が喜ぶPALRO」「(2)家にPALROがいたら?」の2つが掲げられている。これらテーマに対し、「アイデアコンテスト」と「プログラミングコンテスト」の2部門が実施される。
はじめに、PALROと一緒に楽しい時間を過ごすためのアイデアをテーマごとに募集するアイデアコンテストが行われる(応募期間:6月15日〜7月20日)。その結果が8月15日に発表され、選出アイデアが次のプログラミングコンテストのお題となる(応募期間:8月15日〜11月20日)。
そして、12月15日に開催予定の「第25回全日本ロボット相撲全国大会」(主催:富士ソフト)の会場(両国国技館)にて、両部門の表彰式が行われる(関連記事2)。優勝、2位、3位、特別賞が設けられており、優勝者には賞金10万円とPALRO1体が授与される。また、2位は5万円、3位は3万円、特別賞は記念品が贈呈される。
PALROは、全高約40cm、重量1.6kgのロボットで、相手の顔を見て話す「コミュニケーション機能」、自由に歩き、体を動かす「歩行とモーション機能」、人の顔や声、そして趣味嗜好を覚える「学習機能」、インターネットやクラウドにつながる「ネットワーク機能」の4つの機能を搭載している。2010年3月に教育機関向けに販売を開始(関連記事3)。2012年6月からは老人ホームやデイサービスなどの高齢者福祉施設向けに展開し、既に全国約50箇所の施設で利用されている。
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