エネルギー関連会社の資材調達・購買からの転職:転職成功事例(2/2 ページ)
購買職を務め、国内外の企業との交渉を重ねる中で、法律知識の必要性を感じるようになったという園田さん。会社を退職し、大学院に進学して専門知識を学んだ後、転職活動を開始。厳しい転職活動になると予想していましたが……。
入社する企業について
自分の希望に業種・職種共に合致しており、勤務地も実家に近いところだったので、ほとんど悩まずに入社を決めました。
企業規模も大きく、ブランド力もあるので、規模の大きな案件に携わることができると思い、期待しています。大変なことも多いと思いますが、その分やりがいは大きく、達成感も感じられると思います。
入社後の仕事内容と今後の目標
最初は国内のプロジェクトを担当しますが、将来的には海外のプロジェクトも担当できるようになりたいです。海外との取引は、法律を学ぼうと思ったきっかけにもなったように、国内のルールが通用せず、難易度が高い仕事です。しかし、とても刺激的で、大きなやりがいが感じられる仕事でもあります。実務で英語を使うことが上達の近道でもあるので、チャンスがあれば積極的にチャレンジしたいと思います。
転職をお考えの方へのメッセージ
自分が何をやりたいことを貫けるかが転職成功のポイントだと思います。私自身、自分のやりたいことが何かをずっと考えて転職活動を進めてきました。それに加えて、待遇や勤務地など、理想と現実をバランスよくすり合わせることが大切です。妥協できないことはしない、妥協できることはするなど、自分の中で優先度を付けると良いと思います。
また、時間と労力が掛かるので、スケジュール管理は必須ですね。
自分の中でやりたいことをメインに考えつつも、人材紹介会社のアドバイザーからアドバイスがあった場合は、応募先の幅を広げてみるのも良いと思います。実際に面接に行って見て良い方に変わることもあるので、チャンスは多く持つことをお勧めします。
アドバイザーからみた園田さんの転職
前職での経験を生かせる購買職求人のご紹介をさせていただきました。直近数年のブランクがあること、一般的には法科大学院=弁護士志望と受け取られてしまうため、面接官にいかに理解をしてもらうかということがポイントでした。
サポート内容
面接では、30〜40分程度の非常に短い時間で自分自身を正確に理解してもらわねばなりません。なかなか難しいことですが、どうすれば相手により等身大の自分を理解してもらえるのか、どんな表現方法であればより正確に伝わるのかをきちんと考えて臨むことが重要です。
園田さんの場合、なぜ辞めてまで大学院へ行く必要があったのか、それが今後のキャリア(購買職)にどのようにつながるのか、という点を一緒に考えていきました。
内定獲得のポイント
大学院で学んだということを評価いただける企業や面接官に出会えるかどうかもポイントの1つだったので、ご紹介した求人に積極的に応募していただけたのが良かったと思います。
入社を決められた企業は、大学院での勉強過程を評価してくれた企業でした。園田さんは向上心をお持ちの方ですので、新しい企業でもさまざまなチャレンジをし、ご活躍いただけるものと確信しています。
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