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JUKIとソニーが実装機器事業を統合、JUKIオートメーションシステムズを設立:ビジネスニュース
JUKIとソニー、ソニーの100%子会社であるソニーイーエムシーエスは、2013年8月1日に設立予定のJUKIオートメーションシステムズに実装機器事業を統合することで合意した。
JUKIとソニー、ソニーの100%子会社であるソニーイーエムシーエスは2013年5月30日、JUKIの産業装置事業セグメントとソニーイーエムシーエスのSMSカンパニー、両者の実装機器事業を統合することで合意したと発表した。
2013年8月1日に設立予定のJUKIオートメーションシステムズに、表面実装機やプリント基板検査機、クリームはんだ印刷機などの実装機器およびその関連事業を統合する。出資比率は、JUKIが約81%、ソニーイーエムシーエスが約19%で、JUKIの連結子会社となる。本社所在地は、東京都多摩市になるJUKI本社内に置く。代表者には、JUKI社長の清原晃氏が就任する予定だ。関係当局の承認および許可の取得を終えて、2013年秋までに事業統合を完了させたい考え。
この事業統合により、開発効率の向上、製品ラインアップの拡充による販売の拡大、相互の技術ノウハウを生かしたソリューション営業の強化などに取り組むことで事業基盤を強固にするとともに事業の拡大を目指す方針である。
JUKIの産業装置事業セグメントは、2012年度(2012年12月期)の売上高が約165億円で、表面実装機の世界シェアが10%弱。ソニーイーエムシーエスのSMSカンパニーは、売上高や表面実装機の世界シェアは公開していない。
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