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「みちびき」を使って測位精度を向上、パナソニックのポータブルナビ「ゴリラ」:車載情報機器
パナソニックのポータブルカーナビゲーション「ゴリラ」の新製品「CN-GP530D」は、GPSとジャイロセンサーに加えて、日本の準天頂衛星「みちびき」を用いて高精度の測位が行えることが特徴だ。
パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は2013年5月20日、ポータブルカーナビゲーション「ゴリラ」の新製品「CN-GP530D」を発表した。GPS(全地球測位システム)とジャイロセンサーに加えて、日本の準天頂衛星「みちびき」を用いて高精度の測位が行えることが特徴。みちびきを用いて測位を行えるカーナビゲーションシステムは「業界初」(同社)という。発売日は同年6月12日で、月産台数は8000台。価格はオープン。
ポータブルカーナビゲーションは、ビル街や山間部など、GPSからの信号を受信しにくい場所では、組み込み型ナビよりも測位精度が低下することが課題となっていた。CN-GP530Dは、このようなGPS信号が取得しにくい場所でも、天頂に位置するみちびきからの信号を使ってGPS信号を補助/補強して測位精度を高める機能を備えている。
ただし、みちびきは実用化に向けた実証実験中であるため、衛星からの電波を受信できる時間が1日のうち約8時間程度に限られている。受信可能な時間帯も変化するため、早朝や深夜にしか受信できない場合もあるという。
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