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HPが完全裏方に徹する、「HP Converged OEMプログラム」とは:小寺信良が見たモノづくりの現場(番外編)(2/3 ページ)
日本ヒューレット・パッカードが発表したサーバのOEM事業「HP Converged OEMプログラム」。従来のホワイトボックス(市販サーバ)を利用するものと、どこが違うのか? そこにはHPならではのいくつかのポイントがあった。
HP Converged OEMプログラムのポイント
HP Converged OEMプログラムは、言ってみればサーバのOEM事業である。ホワイトボックスの代わりにHP ProLiantサーバを使ってください、というわけだが、HPならではのいくつかのポイントがある。
まず製品化の段階から、HPの技術支援が受けられる。製品化の前には実機を借り受け、自社にて動作検証などのプロセスがあるわけだが、この時点からHPのサポートが受けられるのがポイントだ。
サーバ自体も、次世代プロセッサが供給される期間、すなわち最長で現世代と次世代の2世代の期間にわたって、現世代モデルを提供する。また部品保証は5年間という長期だ。
動作検証が完了して量産に入る時には、HPの昭島事業所内にあるサーバ製造ラインで組み込み作業を行ってもらえる。全品動作チェックなども、要望に応じて対応するという。
また、起動時のスプラッシュスクリーンの書き換えなどにも対応する。これは自社ロゴへの入れ替えや、ロゴなしにも対応する。またフロントベゼルの名版も、自社ロゴへの付け替えが可能だ。
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