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ニコンの最新デジタル一眼レフのメニュー開発を支える組み込み技術デジカメ開発 採用事例

エイチアイは、ニコンが2012年秋以降に発売しているデジタル一眼レフカメラなどを対象に、同社の組み込み機器向け2D/3Dユーザーインタフェース開発ソリューション「MascotCapsule UI Framework」および、スケーラブルフォント描画ソリューション「Higlyph」のライセンス契約を締結したと発表した。

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エイチアイ

 エイチアイは2013年4月1日、ニコンがワールドワイドで発売するデジタルカメラ製品を対象に、同社の組み込み機器向け2D/3Dユーザーインタフェース(以下、UI)開発ソリューション「MascotCapsule UI Framework」および、スケーラブルフォント描画ソリューション「Higlyph」のライセンス契約を締結したと発表した。

 MascotCapsule UI Frameworkが採用されたのは、ニコンが2012年秋以降に発売したデジタル一眼レフカメラである。背面にあるLCD画面のメニュー開発に活用されているという。Higlyphが採用されたのは、同じく2012年秋以降に発売したデジタルカメラの複数モデルである。メニュー画面における視認性の高い文字表示を実現しているという。

ニコンのデジタル一眼レフカメラ「D7100」
参考画像 2013年3月に発売されたニコンのデジタル一眼レフカメラ「D7100」のLCD画面(画像は“参考イメージ”であり、本発表で採用モデル名は“公表されていない”)

 MascotCapsule UI Frameworkは、リソースに制限のあるローエンドな組み込み機器から、2D/3Dグラフィックスアクセラレータを搭載するようなハイエンドな組み込み機器まで、デバイスを問わず、高速で表現力豊かな2D/3D UIの開発を支援するソリューションである。同ソリューションには、PC上でUIを制作できるオーサリングツールが含まれており、プログラミング知識のないデザイナーでも容易にUIデザインを行えるのが特徴。同オーサリングツールで作成したUIデザインは、組み込み機器用のデータとして出力され、専用のミドルウェアを利用することで、対象機器のUIとして表示させることができる。

 一方のHiglyphは、同社独自の描画アルゴリズムを採用する組み込み機器向けのスケーラブルフォント描画エンジンである。多彩なレイアウト機能やエフェクト機能を備える他、複数の言語(54カ国語)に対応している。ローエンドな環境からOpenVGを搭載する環境まで、あらゆる組み込み機器で高速・高品質なフォント描画を実現できるという。

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