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テスラのEV「モデルS」、国内販売モデルはCHAdeMO方式の急速充電に対応へ電気自動車

電気自動車(EV)ベンチャーのTesla Motors(テスラ)は、セダンタイプのEV「Model S(モデルS)」の日本国内販売モデルについて、CHAdeMO方式の急速充電に対応させる方針を明らかにした。テスラの独自形状の充電コネクタと、CHAdeMO方式の急速充電コネクタをつなぐ変換アダプタを用いる予定だ。

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「モデルS」の充電コネクタ

 電気自動車(EV)ベンチャーのTesla Motors(テスラ)は2013年1月10日、セダンタイプのEV「Model S(モデルS)」の日本国内販売モデルについて、CHAdeMO方式の急速充電に対応させる方針を明らかにした。

 テスラが現在国内販売しているEV「Roadster(ロードスター)」や、2013年中旬から日本を含めたアジア市場向けに右ハンドルモデルの出荷を予定しているモデルSは、専用の充電器を採用している。充電コネクタの形状も独自のものだ。

「モデルS」の充電コネクタ「モデルS」の充電コネクタ 左の写真は「モデルS」の充電コネクタ。左側のリアコンビネーションランプにつながる反射板の裏に設置されている。右の写真は、反射板を閉じて充電コネクタを隠した状態。(クリックで拡大)

 モデルSの国内販売モデルでは、この独自形状の充電コネクタと、CHAdeMO方式の急速充電コネクタをつなぐ変換アダプタを独自に開発する予定である。

 テスラは、これまでにロードスター専用の充電ポイントを、国内の20カ所以上に設置している。同充電ポイントの急速充電器を用いれば、1時間当たりで走行距離100km分の充電を行えるという。モデルSもこの充電ポイントの急速充電器を利用可能である。

 ただし、価格が1000万円以上で、2人乗りのスポーツカーであるロードスターと比べて、価格が5万9900米ドル(約528万円、国内価格は現時点で未定)からで、5人乗りセダンであるモデルSは、より多くの販売台数が見込める。このため、利用可能な急速充電器の台数を、より多く確保する必要がある。そこで、2012年12月21日時点で国内に1898カ所設置されているCHAdeMO方式の急速充電器への対応を決断したとみられる。

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