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裏表になったフレーム部品をからくりで自動整列、デンソーの「コロ助君」:エコプロダクツ2012
デンソーは、「エコプロダクツ2012」で、フレーム部品が裏表になって並んでいる状態から、1方向にそろえることができるからくり装置を披露した。名称は「コロ助君」である。
デンソーは、環境関連製品・技術の展示会「エコプロダクツ2012」(2012年12月13〜15日、東京ビッグサイト)において、機械動力を使わずに、フレーム部品が裏表になって並んでいる状態から、1方向にそろえることができる装置を披露した。フレーム部品の形状を利用して向きをそろえるからくりを採用している。名称は「コロ助君」である。
同社の熱機器グループでは、ラジエータやエバポレータ、ヒーターコアなどの外枠に、インサートと呼ぶフレーム部品を用いている。コロ助君を使えば、このインサートを組み立て装置の部品供給マガジンに詰める際、全て同じ方向に向いた状態にできる。裏表になったインサートを並べた後は、作業者がスライドレバーを押してインサートをマガジンに落とし込むだけでよいので、機械的な動力は不要である。
そろえたい方向と異なるインサートがマガジンに落とし込まれる部分にくると、インサートを「コロリ」と回転させて方向をそろえるからくりになっているところから、コロ助君と名付けたようだ。
コロ助君の導入により、インサートのマガジン詰め作業は、8動作/89.4秒から、6動作/54.0秒まで短縮できたという。
以下の写真は、コロ助君を使った、インサートのマガジン詰め作業の様子である。
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