運転中でも「Siri」で「iPhone」を操作できる、GMが対応車両を2013年初に投入:これが噂の「Eyes Free」
General Motors(GM)は、2013年初頭に発売するシボレーブランドの小型車「スパーク」と「ソニックRS」が、運転中のドライバーでも音声エージェント「Siri」を介して「iPhone」を操作できる機能「Eyes Free」に対応すると発表した。
General Motors(GM)は2012年11月27日(米国時間)、2013年初頭に発売する「Chevrolet(シボレー)」ブランドの小型車「Spark(スパーク)」と「Sonic(ソニック) RS」が、Appleのスマートフォン・タブレット端末向けOS「iOS 6」から導入されたハンズフリー操作機能「Eyes Free」に対応すると発表した。
Eyes Freeは、2012年6月のiOS 6の発表で明かされた新機能の1つ(関連記事)。Eyes Freeを使えば、自動車を運転中のドライバーでも、Appleのスマートフォン「iPhone」を音声エージェント「Siri」を介して操作できる。具体的には、ステアリングなどに設置したボタンを押しながら音声を入力すれば、Siriがその音声を認識して、対応する操作をiPhone上で実行する。ボタン1個と音声入力で操作できるため、運転中に視線を移動させる必要がないことからEyes Freeと名付けられた。
今回発表されたスパークとソニックでEyes Freeを使うには、まず、車両に搭載されているシボレーブランド向けの車載情報機器プラットフォーム「MyLink」とiPhoneを、Bluetoothで接続する必要がある。この後は、ステアリング中央部の右下にあるボタンを押しながら音声入力を行えば、Siriを介してiPhoneを操作できる。
Eyes Freeで可能なiPhoneの操作は、ハンズフリーでの通話、iPhone内のライブラリから楽曲ファイルを選択しての音楽再生、音声入力で作成したメールの送信や受信メールの確認、予定表の確認や追加、Siriへの簡単な質問(ゲームスコアや祝日の確認など)である。ただし、Eyes Freeを使用している間は、Webページの検索が必要になる複雑な質問にはSiriは回答しない。
iOS 6の発表当時は、トヨタ自動車、ホンダ、BMW、Daimler、Audi、GM、Chrysler、Jaguar Land Roverなどが、Eyes Freeに対応する車両を1年以内に投入するとされていた。今回、GMが他社に先駆けて対応車両を発表したことにより、競合他社もEyes Free対応車両を続々と投入するとみられる。
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