「ずっとご主人さまと一緒だワン」――富士通が愛犬の健康管理を支援する「わんダント」の提供開始:いよいよ製品化
富士通は、富士通研究所の動作推定技術を用いて開発した愛犬用歩数計「わんダント」の販売と、愛犬の健康管理をサポートするクラウドサービスの提供を11月28日より開始すると発表した。
「ボクも長生きしたいワン」――。いよいよペットの健康管理を目的としたサービスが本格的に始まろうとしている(関連記事)。
富士通は2012年11月27日、富士通研究所の動作推定技術を用いて開発した愛犬用歩数計「わんダント」の販売と、愛犬の健康管理をサポートするペット業界初をうたうクラウドサービスの提供を11月28日より開始すると発表した。2015年度末までに、サービス利用40万IDの獲得を目指すという。
わんダントは、3次元加速度センサーによって犬の前脚の動きを検知し、前脚の動く速さや脚の長さを基に歩数を測定する動作推定技術を適用することで、犬の歩数の自動カウントを実現した犬専用の歩数計である。わんダントを愛犬の首輪に装着して利用する(ただし、生後6カ月以上で足の長さが15cm以上の犬が測定対象となる)。歩数の他、震え(ぶるぶる動作)、温度変化を10分単位で自動測定・蓄積(14日分のデータを蓄積できる)することができる。
わんダントに蓄積されたデータは、近距離無線通信(FeliCa方式)により、専用アプリケーションをインストールしたAndroidスマートフォンやWindows PCに取り込まれ、クラウドサービスにアップロードされる。クラウドサービス上に蓄積・集約されたデータは、専用Webサイト上で確認できる。わんダントで測定・蓄積したデータは、愛犬の活動状態として閲覧できる他、食事の量や排せつ物の状態、その日の体調なども任意で記録できる。
わんダントは、富士通コワーコの公式Webショップ「富士通さぷらい広場(楽天市場/Amazon)」および一部のペットショップで販売される。本体の他、PCと接続して利用できるスティックタイプのFeliCaポート、わんダントホルダーなどが付属する。オープン価格で販売され、代金の中に1年分のクラウドサービス利用料が含まれている。なお、2年目以降は税込みで月額420円(予定)のサービス利用料が発生する。
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