イーソル、TI、村田製作所が無線LANソリューションの提供で協業:評価キットの開発を開始
イーソル、Texas Instruments、村田製作所の3社は、ITRONやT-Kernelシステム向けのIEEE 802.11a/b/g/n対応無線LANソリューションの提供で協業を発表した。2013年第1四半期の発売を目指し、一連の評価に必要なハードウェアとソフトウェアをパッケージ化した「eSOL無線LAN評価キット」の開発も進めている。
イーソル、Texas Instruments(以下、TI)、村田製作所の3社は2012年10月24日、ITRONやT-Kernelシステム向けのIEEE 802.11a/b/g/n対応無線LANソリューションの提供で協業すると発表した。
現在、TIの無線LANチップ「WL1273L」が搭載された村田製作所の無線LANモジュールと、無線LANドライバやTCP/IPスタック、ユーザー認証に用いるサプリカントなどを含むイーソルのT-Kernelベースソフトウェアプラットフォーム「eCROS」をパッケージ化した「eSOL無線LAN評価キット」(図1)の開発を進めている。発売は2013年第1四半期を予定しており、価格は19万8000円。なお、同評価キットは別売りのTI製「AM3358」評価ボードと組み合わせて動作するものである。
同評価キットには、一連の評価に必要なハードウェアとソフトウェアが統合されており、ユーザーは購入後、すぐに開発・評価に取り掛かることができる。特に、無線LAN経由でクラウドとの接続が見込まれる、M2M機器、HEMS機器、情報家電、FA機器などのITRONベースのシステムに最適だという。
同評価キットの使用時および製品開発時は、ソフトウェアのサポートをイーソルが、無線LANモジュールのサポートをTIの協力を得ながら村田製作所の販売子会社であるムラタエレクトロニクスが行う。
なお、イーソルは、2012年11月14〜16日の3日間、パシフィコ横浜で開催される「Embedded Technology 2012/組込み総合技術展」に出展(ブース:D-17)し、同評価キットのデモを参考展示するという。
Embedded Technology 2012/組込み総合技術展
会期 | 2012年11月14日(水)〜16日(金) |
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時間 | 10:00〜17:00(15日(木)は18:00に終了) |
会場 | パシフィコ横浜 |
イーソル・ブースNo. | D-17 |
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