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スパンションが音声認識コプロセッサを開発、認識時間と処理負荷を半減車載半導体(2/2 ページ)

NOR型フラッシュメモリ大手のスパンションは、音声認識機能専用のコプロセッサ「アコースティック・コプロセッサ」を発表した。音声認識にかかる時間やメインプロセッサにかかる処理負荷を半減可能で、従来よりも高精度の音声認識も実現できる。

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「Siri」の登場で日本市場でも音声認識が広がる?

 米国や欧州市場では、車載情報機器への音声認識機能の搭載は当たり前になりつつある。一方、日本市場では、音声認識機能を搭載する車載情報機器が一般的になっているとは言えない状況だ。

 Nuanceの日本法人ニュアンスコミュニケーションズジャパンでオートモーティブビジネスユニットのマーケティングマネージャーを務める村上久幸氏によれば、「2009年に行われた車載情報機器における音声認識機能の認知度調査では、米国と英国が80%以上だったのに対して、日本は35%程度に留まった」という。

ニュアンスコミュニケーションズジャパンの村上久幸氏
ニュアンスコミュニケーションズジャパンの村上久幸氏

 村上氏はこの理由として、「日本の場合、日本IBMが開発した『ViaVoice』の登場以降、車載情報機器メーカーが音声認識機能を自社開発するブームがあったが、認識精度が低かったこともあり浸透せず、現在もその影響があるのだろう」と説明する。しかし、「Appleの『Siri』の登場によって若年層の間で音声認識能が話題になっており、日本市場向けの車載情報機器にも音声認識機能が必要になりつつある」(同氏)という。

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