光れ、LED!! それがマイクロマウスの第一歩:マイクロマウスで始める組み込み開発入門(3)(2/4 ページ)
組み込み技術のスキルアップを目的に、小さくて賢いロボット「マイクロマウス」の製作に挑戦する北上くんとえみちゃん。前回は、市販の組み立てキット「Pi:Co Classic」のはんだ付けまで完了した。次は、組み立てと開発環境のインストール、そして、動作確認を行う。果たしてその結果は!?
ここまで、本当にお疲れさまでした。電子工作初心者のえみちゃんには、かなりハードルが高かったと思います。よく頑張りました!
組み立て作業は、はんだ付けに比べてカンタンですから、さくさくと進めましょう!(画像3)
シャシーに4本の支柱をネジ止めし、センサー基板と電源基板を載せます。シャシーの真ん中には、ステッピングモータを配置します。このとき、コネクタの向きをそろえてモータ同士を両面テープで背中合わせに張り付けておきます(画像4)。
次に、モータの両端にホイールを取り付けます。その際、軸の先端とホイール穴の先端が一致するように調整し、六角レンチでイモネジを締めて固定します(画像5)。
そして、モータとメイン基板をケーブルで接続します。ケーブルは前述のように左右があるので、取り違えないように注意しましょう。基板に黒ケーブルが2本並んで隣り合うように挿せば間違いありません(画像6)。
次に、シャシーのネジがコースを擦らないようにするため、テフロンシートを張ります。テフロンシートは前方用(10×40mm)を1枚、後方用(10×15mm、30×30mm)を各1枚ずつ切り出します。30×30mmのテフロンシートは4隅を少し切り、角を取っておきます。前方用テフロンシートは真ん中で折り曲げ、シャシーを覆うように張り付けます。後部はテフロンシート小をシャシーの端に合わせて、縦方向に張ります。その上に、テフロンシート大を重ねます(画像7)。
最後にCPU基板をメイン基板の上に載せて完成です。このとき、挿入する方向に注意しましょう。CPU基板の電解コンデンサがモータドライバ側になります(画像8)。
開発環境のインストール
やったー! できたぁ〜!!
よく頑張ったね!
動くかなぁ〜。
よし、電源入れてみよっと! (パチッ!!)
……。え、えみちゃん?
あれぇ? 動かないですよセンパイ!! (ガーン)
え、えーとだね。
これはロボットだからプログラムがないと動かないんだよ。
わ、分かるよね?
あっ!
……。
……。
……て、てへぺロ〜(汗)。
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