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マルチタッチ対応の抵抗膜方式タッチパネル、パナソニックがカーナビ向けに発売車載電子部品

パナソニック デバイス社は、カーナビゲーションシステム(カーナビ)などの車載情報機器向けに「軽操作タイプ 抵抗膜方式タッチパネル」を開発したと発表した。抵抗膜方式でありながら、静電容量方式のタッチパネルを採用するスマートフォンやタブレット端末と同様にの軽い操作感、マルチタッチ入力を実現する。

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 パナソニック デバイス社は2012年7月3日、カーナビゲーションシステム(カーナビ)やカーオーディオなどの車載情報機器向けに、マルチタッチが可能な「軽操作タイプ 抵抗膜方式タッチパネル」を開発したと発表した。抵抗膜方式でありながら、静電容量方式のタッチパネルを採用するスマートフォンやタブレット端末と同様の軽い操作感と、マルチタッチにも対応したことを特徴とする。対応サイズは3〜10インチ。同月から、1カ月当たり50万枚(7インチパネル換算)の規模で量産を開始している。価格は、仕様や数量により異なるため公開していない。

パナソニック デバイス社の「軽操作タイプ 抵抗膜方式タッチパネル」
パナソニック デバイス社の「軽操作タイプ 抵抗膜方式タッチパネル」(クリックで拡大) 出典:パナソニック

 今回の新製品では、指やタッチペンなどで押し込んだ位置(押圧位置)を、高精度に確定する独自のタッチパネル構成を新たに開発して採用した。これにより、0.1N(代表値)という軽い操作力でのフリック、なぞり、ピンチ操作といったマルチタッチ入力を実現している。

 抵抗膜方式タッチパネルは、タッチパネルを押したときに「ニュートンリング」という虹色の押し跡が発生し、視認性が低下することがある。一般的な1点検知(シングルタッチ)に対応する抵抗膜方式タッチパネルは、ニュートンリングによる視認性低下を抑える「アンチニュートンリング層」を、タッチパネルを構成する基板の間に設けている。しかし、この構造のままマルチタッチ入力に対応させると、アンチニュートンリング層の表面凹凸によって、タッチパネルの摺動耐久性が低下するという問題があった。新製品は、アンチニュートンリング層を有する透明導電フィルムを開発することで、マルチタッチ入力時の摺動耐久性を向上させるとともに、ニュートンリングの発生も抑えている。

 車載情報機器では、車両内部で発生するさまざまなノイズの影響を受けにくい抵抗膜方式タッチパネルが広く採用されている。しかし、静電容量方式のタッチパネルを採用するスマートフォンやタブレット端末のように、フリック、なぞり、ピンチ操作に必要となるマルチタッチ入力に対応していないことが課題となっていた。

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