マイクロソフトが本気で作ったタブレット「Surface」発表、Windows RTと8 Proモデルをラインアップ:iPad、Android搭載タブレットを猛追か!?
米Microsoftは10.6型ディスプレイを搭載したオリジナルのタブレット型端末「Surface」を発表。ARMプロセッサベースの「Surface for Windows RT」と、第3世代インテルCoreプロセッサ搭載の「Surface for Windows 8 Pro」の2モデルをラインアップする。
米Microsoftは2012年6月18日(米国時間)、10.6型ディスプレイを搭載したオリジナルのタブレット型端末「Surface」を発表。米国カリフォルニア州ハリウッドで開催されたイベントで、ARMプロセッサベースの「Surface for Windows RT」と第3世代インテルCoreプロセッサ搭載の「Surface for Windows 8 Pro」の2モデルの存在を明らかにした。
Surface for Windows RTは、同社の次期OS「Windows 8」のリリースに併せて、そして、Surface for Windows 8 Proはその90日後にMicrosoft Storeおよびオンラインストアを通じて販売される予定である。販売価格は正式に発表されていないが、Surface for Windows RTがARMベースの他のタブレット型端末と同等程度、Surface for Windows 8 Proが第3世代インテルCoreプロセッサ搭載のUltrabookと同等程度になる見込みだという。
Surface for Windows RTとSurface for Windows 8 Proの主な仕様を表1に示す。
OS | Surface for Windows RT | Surface for Windows 8 Pro |
---|---|---|
CPU | NVIDIA製 ARMプロセッサ | インテルCoreプロセッサ |
重さ | 676g | 903g |
厚さ | 9.3mm | 13.5mm |
ディスプレイ | 10.6インチ ClearType HD Display(解像度1280×720) | 10.6インチ ClearType Full HD Display(解像度1920×1080) |
ストレージ容量 | 32/64Gバイト | 64/128Gバイト |
各種インタフェースなど | microSDカードスロット、USB 2.0ポート、Micro HD Video、2×2 MIMOアンテナ | ペン入力対応、microSDXCカードスロット、USB 3.0ポート、Mini DisplayPort Video、2×2 MIMOアンテナ |
その他 | マグネシウム製ボディ「VaporMg」を採用。筺体背面に0.65ミリ厚の展開型スタンド付き | |
表1 「Surface」の主な仕様 ※サイズや重さは変更になる可能性もある |
磁石で筺体側面に取り付けることが可能な「Touch Cover」と呼ばれるキーボード内蔵薄型カバーが用意されている。圧力を検知する独自技術が採用されており、厚さがわずか3mmでありながらもスムーズなキー入力/ジェスチャー入力に対応する。キーボード未使用時は、液晶面を保護するカバーとして機能する。カラーバリエーションも豊富だという。これに加え、より快適なキー入力に特化した、物理キーボードおよびタッチパッドを搭載した「Type Cover」もラインアップする。
Windows Embedded コーナー
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- マイクロソフトが考える組み込みの世界(前編)
組み込み開発者向けカンファレンスの基調講演を通じて、マイクロソフトが考える“組み込みの世界”を紹介する。 - マイクロソフトが考える組み込みの世界(後編)
複雑で大規模、多岐な要求への対応が求められる現代の組み込み市場。Windows Embeddedで実現するソリューションとは? - >>「Windows Embedded」コーナー