インテルは「Intelligence in. Amazing out.」がテーマ、「Ivy Bridge」もお目見え:ESEC2012 開催直前情報!!
「ESEC2012」におけるインテルの展示テーマは、「Intelligence in. Amazing out.」。「インテル・アーキテクチャー」によって、組み込み機器が「インテリジェント・システム」に進化することを象徴するメッセージとなっている。間もなく正式発表される「Ivy Bridge」の展示にも注目だ。
2012年5月9〜11日の3日間、組み込みシステム開発に必要なハードウェア/ソフトウェア/コンポーネントから開発環境までが一堂に集結する「第15回 組込みシステム開発技術展(以下、ESEC2012)」が開催される。
ESEC2012の開催に先立ち、アイティメディアが運営するエレクトロニクス系3メディア、@IT MONOist、EE Times Japan、EDN JapanではESECの特設ページを設け、各編集部が厳選した注目企業の見どころ情報や新製品リリース、速報、イベントレポートなどを多数紹介していく。
本稿では、PCやサーバー機器向けのみならず、組み込み機器向けの製品開発と営業展開を強化しているインテルの出展内容を紹介する。
組み込み機器の注力分野を明確化
ESEC2012におけるインテルの展示テーマは、「Intelligence in. Amazing out.」だ。同社は、「現在もクラウドに接続される機器の数は急増しており、2015年には150億台に達すると言われています。そして2020年には、35兆ギガバイトものデータがクラウドを介して流れるようになります。この大量のデータから、有用なものを抽出し、知識化してビジネスにつなげていくことが重要です。これらのデータ抽出と知識化に必要なのが、『インテリジェント・システム』です。常に進化が求められるインテリジェント・システムにとって、高い処理性能を持つ『インテル・アーキテクチャー(IA)』を採用したデバイスは必須と言えます。IAの搭載によって機器に知識が加われば、それは人々にとって素晴らしい進化を遂げるはずです。今回の展示テーマは、このインテリジェント・システムの進化を象徴するメッセージとなっています」と説明する。
同社は、この展示テーマを来場が体験/理解できるように、次世代の組み込み機器の応用例や19社の共同出展企業による最新ソリューションについてデモを交えながら紹介する。具体的には、小売業/医療などの分野に特化した展示を行うとともに、ネットワークを介して機器がつながることにより高度な制御が可能になるM2M(Machine to Machine)に関する展示にも注力する。
昨年の「ESEC2011」でも、「Smart. Connected. Transforming.」を展示テーマに、クラウドとの接続や機器間のつながりを重視していた。今年の展示では、「小売業や医療、M2Mというように、当社が注力する分野を明確に打ち出します」(インテル)という。また展示会当日には、間もなく正式発表される「第3世代インテルCoreプロセッサー・ファミリー(開発コード名:Ivy Bridge)」を搭載した最新ソリューションもお目見えする予定だ。
第15回 組込みシステム開発技術展(ESEC2012)
会期 | 2012年5月9日(水)〜11日(金) |
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時間 | 10:00〜18:00(11日(金)のみ17:00終了) |
会場 | 東京ビッグサイト |
インテル | ブースNo.:西 9-1 |
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