地図上に音声コメントを投稿できるiPhoneアプリ、カーナビとの連携も可能:「そっちはまだ渋滞してる?」「今動き出した」
「リモトーク」は、地図上の気になる場所に関する音声コメントを投稿することにより、利用者間で情報交換ができるiPhoneアプリだ。
富士通テンは2012年4月2日、カーナビゲーションシステム「AVN-F01i」と連携して利用できるiPhoneアプリ「リモトーク」をApp Storeで公開した。「Twitter」のアカウントを用いるアプリで、利用者が地図上の気になる場所に関する音声コメントを投稿することにより情報交換する機能を備えている。iPhone単体で利用することもできる。「iOS 5.0」以降の「iPhone 3GS」、「iPhone 4」、「iPhone4 S」で利用できる。アプリの価格は無料。AVN-F01iとiPhoneを接続する専用ケーブル「IPC110」の税込み価格は3150円となっている。
AVN-F01i向けのiPhoneアプリとしては、Tweetを共有できる「TwitDrive」、駐車場内で駐車した自車の位置を確認できる「どこCar」、ニュースを音声で読み上げる「Carニューズリーダー」の3つがあった。今回のリモトークは第4弾となる。
リモトークを使えば、音声コメントを使って、離れた場所の状況を聞いたり、現在いる場所の状況を伝えたりできる。文字入力よりも手軽に利用できる点がメリットだという。また、IPC110を用いAVN-F01iと接続すれば、カーナビの画面上でアプリの操作が行えるようになる。音声コメントの再生もカーナビのスピーカを利用できる。
リモトークの利用者は、地図の中から場所を指定して、その場所に関する質問や感想などのコメントを音声で投稿できる。最初に投稿した音声コメントは「トピック」として、アプリ内の地図上で吹きだし状のアイコンで表示される。このアイコンをタップすると、投稿した利用者のTwitterアカウントとともに音声コメントを再生する画面が表示される。この画面内で、そのトピックに対する音声コメントを追加できる。利用者が投稿したトピックにコメントが追加されたときには、アプリ画面上でのアイコン表示と音声によって通知する機能も備えている。音声コメントの録音時間は5〜15秒。3日間以上経過したトピックは自動的に削除される。
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