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高精度の電流制限機能を搭載したμModule電源、「不平衡電力分担」に対応リニアテクノロジー LTM8026

リニアテクノロジーの「LTM8026」はμModuleシリーズの拡充品で、±10%と高精度の電流制限機能を搭載したことが特徴。LTM8026を並列接続したときに、入力制限値をそれぞれ個別に設定できる。

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 リニアテクノロジーは2012年3月、±10%と高精度の電流制限機能を搭載した降圧型DC-DCコンバータモジュール「LTM8026」を発表した。同社のμModuleシリーズの拡充品で、入力電圧範囲は6〜36V、出力電圧範囲は1.2〜24V、出力電流は最大5A。

 車載機器や医療機器、産業用機器の12V電源システムまたは、24V電源システムのPOL(Point of Load)レギュレータに向く。既に量産を開始しており、1000個購入時の参考単価は1258円である。


 LTM8026を使えば、入力電源から引き出す最大電力の制限値を設定することで、過電流状態による入力電圧の降下を防げる。さらに、複数のLTM8026を並列接続した構成では、各モジュールの最大電流の制限値を個別に設定することも可能。これは「不平衡電力分担」として知られている手法で、出力電力の最大化を図れる。

 この他の仕様は以下の通り。スイッチング周波数範囲は100k〜1MHz。100k〜1MHzの外部クロック源に同期させられる。電源効率は、入力電圧が12V、出力電圧が3.3V、出力電流が2Aのときで、89%となっている。動作温度範囲は−40〜125℃。パッケージは、外形寸法が11.25×15×2.82mmのLGA。

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