ルンバ対抗の「赤い彗星」――図書館並みに静かでムダがないLGのお掃除ロボ:15畳のフローリングを約18分で掃除
LGエレクトロニクスの日本法人LGエレクトロニクス・ジャパンは、静音性とリチウムイオン電池で長時間の運転を実現したお掃除ロボット「HOM-BOT2.0」を3月上旬より発売すると発表した。
LGエレクトロニクスの日本法人LGエレクトロニクス・ジャパンは2012年2月21日、静音性とリチウムイオン電池で長時間の運転を実現したお掃除ロボット「HOM-BOT2.0(ホームボット2.0)」を3月上旬より発売すると発表した。ボディカラーはレッド。販売価格はオープン価格である。
本体の上部と下部に搭載されたカメラセンサーで走行しながら部屋全体のイメージを解析する「デュアルアイ」を搭載。上部のカメラセンサーでは、最大毎秒30回の高速撮影で、天井と周囲の映像をワイドにとらえ正確に現在位置をマッピングする。一方、下部のカメラセンサーでは、最大で毎秒2000回という超高速撮影によって移動距離を精密に測り、同時に細かいハウスダストやダニの死がい、髪の毛などを検出する。
デュアルアイがとらえた情報は、瞬時に人工知能(CPU)に送られ、2つの側面回転ブラシと底面回転ブラシ、マイクロファイバーモップにより、部屋の隅々までムラなく効率良く掃除できるという。ちなみに、同社によると「他のお掃除ロボットのようなムダな動きがなく、最短ルートで掃除可能。15畳のフローリングの部屋であれば約18分で掃除できる(※ジグザグモード運転時)」とのこと。
また、本体には、障害物感知センサーと加速度センサーを搭載し、家具やイスの細い脚(幅3cm以上)、壁、ペットなどを感知するとゆっくりと掃除しながら近づいて、衝突を防ぐことができるという。さらに、階段や段差からの落下を防ぐ、段差感知センサーを3つ搭載する(落差3cm以上を検知。なお、カーペットなどの厚み、1cm以下の段差は乗り越えて掃除する)。
同製品は、図書館並みの静かな掃除音を目指している。吸引力を最大化しながら排出する空気を限りなく少なくする「エアーパスシステム」により、静かな掃除音(約48dB)を実現しているという。バッテリーは、リチウムイオン電池を採用。充電式ニッケル水素電池に比べ寿命が約2倍長持ちだとする。
| 品番 | VR6170LVM |
|---|---|
| カラー | レッド |
| 本体サイズ&重量 | φ360mm×H90mm、3.2kg |
| ホームステーションサイズ&重量 | W245mm×D193mm×H132mm、0.85kg |
| 電源 | 100V 50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 23W |
| 充電後の待機電力 | 4W |
| 充電時間 | 約3時間(最長) |
| 本体電源方式 | 充電式(リチウムイオン電池 14.8V 1900mAh) |
| ダストボックス容量 | 0.4リットル |
| 掃除モード | ジグザグ掃除/空間拡張掃除/集中掃除/リモコン手動掃除 |
| 走行スピード | 350mm/sec |
| 運転音 | 48dB |
| 掃除時間 | 15畳(約25m2)の部屋を約18分 |
| 表 主な仕様 | |
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