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広がる三菱の商用EV、スズキへもOEM供給開始へ電気自動車

三菱自動車は積極的に商用車タイプのEVをOEM供給しようとしている。日産自動車に続き、スズキへも供給する計画だ。供給を予定するのは未発表の「MINICAB-MiEV」である。

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広がる三菱の商用EV、スズキへもOEM供給開始へ
「MINICAB-MiEV」

 三菱自動車は、2011年11月22日、軽商用電気自動車「MINICAB-MiEV」(図1)のスズキへのOEM供給に向け、協議を進めると発表した。

 2011年11月24日に発表を予定するMINICAB-MiEVを供給する。2012年2月からスズキに対して供給を開始し、2012年度には本格的な供給に拡大することを計画している。

 三菱自動車の狙いはEVに対する量産効果の拡大だ。スズキへEVを供給することにより、製造コスト削減や生産性の向上につなげる。


図1 「MINICAB-MiEV」(試作車) ヤマト運輸が2010年10月から東京の羽田地区で集配実証走行試験を開始した車種である*1)。出典:三菱自動車

*1)ヤマト運輸は2011年5月にMINICAB-MiEVを100台発注しており、2011年末までに納車を受ける。東京の羽田地区の物流ターミナルや京都市に配備する計画だ。

 なお、三菱自動車は2011年9月22日、日産自動車に対して、MINICAB-MiEVのOEM供給の検討を開始している(関連記事:日産自動車がEVのラインアップ拡大へ、三菱自動車から調達)。日産自動車に対しても、新型のMINICAB-MiEVの供給を目指す。


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