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日産自動車がEVのラインアップ拡大へ、三菱自動車から調達電気自動車

日産自動車が軽商用自動車タイプのEVを発売する。三菱自動車からOEM供給を受ける形だ。「リーフ」やワゴンタイプの商用EV車と合わせて、EVのラインアップを拡大する。

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 電気自動車(EV)のラインアップ拡大に向けて、日産自動車が動き出した。同社は5ドアハッチバックのEV「リーフ」を発売しており、2014年にはバン・ワゴンタイプの商用EV車の発売も予定している。しかし、軽自動車タイプの車種がない。

 日産自動車はガソリン車、EV車とも軽自動車を生産しておらず、これまでも他社からのガソリン車のOEM供給を受けてきた。今回、三菱自動車から軽自動車タイプのEVのOEM供給を受ける。

日産と三菱が相互OEMを拡大

 日産自動車と三菱自動車は、2011年9月22日、電気自動車(EV)を含むOEM相互供給を拡大すると発表した。両社は2010年12月、国内向けのOEM相互供給の拡大について合意している。

 三菱自動車が2011年内に発売を予定する商用電気自動車(EV)「MINICAB-MiEV」(ミニキャブ・ミーブ)について、2012年度中に日産自動車にOEM供給するための検討を開始した。

 MINICAB-MiEVは「i-MiEV」に続く、三菱自動車の2番目のEV。軽商用車の「ミニキャブバン」ベースで、2グレードある。2つのモデルは内蔵する駆動用二次電池の容量が異なる。10.5kWhのモデルの一充電当たりの走行距離は約100km(JC08モード)。16.0kWhのモデルは同約150km。2011年4月から三菱自動車が予約受付を開始している。

 日産自動車から三菱自動車に向けては、ガソリン車2車種をOEM供給する。ミニバン商用車「NV200バネット」のOEM供給を2011年10月から開始し、続いて、上級セダン「フーガ」を2012年夏から供給する。


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