ネットやスマホと連携できるパナソニック「LUMIX DMC-FX90」に、ユビキタスの無線LAN向けソリューションが採用:デジカメの楽しみを広げるアプリケーションを実現
ユビキタスの無線LAN・スマートフォン対応ネットワーク技術が、パナソニックのWi-Fi搭載デジタルカメラ「LUMIX DMC-FX90」に採用された。
ユビキタスは2011年9月30日、IEEE 802.11b/g/nのWi-Fi機能を搭載したパナソニックのデジタルカメラ「LUMIX DMC-FX90(以下、FX90)」(2011年9月22日発売)に、同社の無線LAN向けソリューション「Ubiquitous WPS」が採用されたことを発表した。
Ubiquitous WPSは、無線LANの標準規格策定団体Wi-Fi Allianceが定めるWPS(Wi-Fi Protected Setup)の最新規格「WPS 2.0(正式名称:Wi-Fi Simple Configuration Technical Specification v2.0.0)」にいち早く対応した組み込み用ソフトウェア製品。FX90は、無線LANネットワークにボタン1つでセットアップ、接続でき、高画質な写真や動画を、スマートフォンやWebサービスへのアップロード経由でシェアできる他、PCやAV機器などへの写真データの転送も無線LAN経由で行える。
Ubiquitous WPSは、コードサイズが小さく(最小構成時 20〜40Kバイト)、性能も組み込み機器向けに最適化されている。また、ROM/RAMサイズの限られた組み込み機器でも、OSを問わず容易に組み込めるよう設計されており、短期間で実装することが可能だという。「今回、システムリソースが限られ、パフォーマンス性能が要求される組み込み機器の代表格であるデジタルカメラに採用されたことで、Ubiquitous WPSの有用性が実証され、今後ますます採用製品が増えていくことが期待される」(同社)としている。
また今回、FX90と同時にパナソニックが発表したiOS、Android OS搭載スマートフォン向け専用アプリ「LUMIX LINK」のコアテクノロジに、同社「ネットワーク連携ソリューション」が採用されている。同アプリケーションは、FX90と連携し、パナソニックが提供する写真・動画共有サイト「LUMIX CLUB PicMate」および、他社SNSへの写真・動画のアップロード/シェアなどが行えるというもの。今回採用されたネットワーク連携ソリューションは、家庭内コンテンツ共有技術などをベースとし、パナソニックが提唱するFX90ネットワークの写真の表示や転送、Webサービスとの連携に必要な機能を提供している。
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