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燃料電池の有力特許、日本企業が上位5位中3社を占める電気自動車

ホンダ、トヨタ自動車、パナソニックが米国特許の上位5位に食い込み、出願件数だけではなく特許の強さでも評価に値するという。

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 特許分析ソフトウェアなどを開発するパテント・リザルトは、2011年7月22日、特許ごとの注目度を重み付けして点数化する同社のパテントスコア技術を適用し、燃料電池の特許について関連企業を評価した。国内企業が燃料電池分野で強みを持つことが明らかになったという。

 燃料電池は、水素などの可燃性ガスと空気中の酸素を燃焼させずに反応させることで、直接、直流電流を得る技術である。燃焼させたときよりも高い効率で電力を引き出すことができるため、次世代環境車の電力源として注目されている他、携帯機器向けや災害時向けとして、既に製品化されている。

ホンダ、トヨタ、パナソニックが上位に

 パテント・リザルトによれば、燃料電池の特許総合力に優れた5つの企業や団体は、上位から順に、米国のGeneral Motors(GM)、ホンダ(本田技研工業)、米エネルギー省、トヨタ自動車、パナソニックだという(図1)。

 なお、上位30位にはこの他にも東芝や日産自動車、日立製作所、キヤノン、旭硝子などがランクインしているという。

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図1 燃料電池に関する特許の総合評価 特許の出願件数を円の大きさで示し、縦軸は分析母集団の平均値以上のパテントスコアのみを集計した値(総合力)を示す。横軸は最も高いスコアを得た特許の点数(個別力)を表す。1980年から2011年5月までに米国特許商標庁で公開された燃料電池関連の特許を対象として、2011年5月末時点のパテントスコアを算出した。出典:パテント・リザルト

 出願件数だけでなく、「パンテントスコア」を使って特許の質も評価した。パテントスコアとは市場における特許の注目度を数値化した指標。特許審査官の引用が多いことや、出願した企業が権利化に対して意欲が高いこと、競合会社からの無効審判を跳ね返した実績がある場合に、高いパテントスコアを与えている。

国内3社の注目特許はこれだ

 パテント・リザルトによれば、上位にある国内3社については、以下のような特許が注目を集めているという。

 ホンダは、「水素漏れに対する安全管理に優れた燃料電池」や、「簡単に組み付けできる燃料電池」に関する特許が挙がる。2000年代から特許の出願件数が増えているという。

 トヨタ自動車は「燃料電池用電解質膜」や「座席シート下の空間を有効利用した燃料電池」に関する特許が注目を集めている。出願件数が評価した企業・団体の中で最も多く、2007年には集中的に特許を出願しているという分析結果だ。

 パナソニックは「高分子電解質型燃料電池」や「工程数が少なく生産性が高い燃料電池」に関する特許が注目株であるという。

 パテント・リザルトは、今回の分析について詳細にまとめたリポート資料を販売している。


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