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設計者CAEお悩み相談室TwitterからあふれたCAEの本音語り(2)(4/4 ページ)

「CAEの社内マニュアルは、本当に必要ですか?」――そう尋ねられたら、あなたはどう答える? ぶっちゃけ現場トーク、2回目。

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解析専任者の目指すところ

――解析専任者は、設計者とは違うアウトプットを出す。では、解析専任者はどうあるべきなの? また、設計と協調するためには、どうしたらいい?


tsunodako2

解析専任者の話だけで、さらに(座談会が)もう1日かかる……(笑)。いまの話、私も、Twitterでよく言うんですけど、解析専任者って、ある意味、「いつでも設計開発者になれる」って人じゃないと、なかなか勤まらないんじゃないかな。「CAEだけできる」っていうのだと、メーカーの中では、なかなか厳しいんじゃないかなって。


南山2

さっきの「偉くなれない」って部分も、多分、そこがあるんだよね。アウトプットと、見ている点が違うという部分が。


sojo2

モノを作るために、解析シミュレーションやる。


JIKO2

基本的には、「よりよい製品を作るためには、CAEが有効だ」と思って広めようとしているから、基本的な方向性はあっていると思っていました。


sojo2

そこがずれている解析専任者っていうのは、相当いるんじゃないかなぁ。


南山2

多分、そこの誤解があるんですよ。設計者の立場だと「解析ってさ、こんな七面倒くさくて、難しくて、なんか変な理屈コネちゃうんでしょー」って、専任する立場だと「制動をビッチリ再現してやるぜ、コノヤロー」って。大きな方向性では、どちらも「いい製品作りたい」んだけど、そのレベルの違いって、多分、微妙にあって、それが積み重なっていくというか。


tsunodako2

多くの場合、解析専任者が思っているほど、設計者って解析結果を見ていなかったりするんですよね。


南山2

それもある。それは100パー(%)。


sojo2

「どこまで見たいのか?」というのをまず、明確にやらないと。右に行きたいか左に行きたいか、っていうのを見たいだけなのに、100分の1台の精度の解析は要らない。


JIKO2

それでいいと思うんですよね。


南山2

皆であらためて、そういうことを共有していかないと、結局、何も変わらずに、このままズルズルいっていくのかなぁ。


――CAEトークは、まだまだ続く。次回はCAE推進を阻む「壁」についてのお話から。

(次回へ続く)

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