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GEが米国最大の太陽電池工場を建設、CdTe薄膜太陽電池で攻勢に出るスマートグリッド

CdTe(カドミウムテルル)薄膜太陽電池は、全ての方式の中でも最もコストパフォーマンスが高い太陽電池だ。General Electricは最高効率のCdTe薄膜太陽電池を開発し、6億米ドルを投じて米国最大の太陽電池工場を建設、一気に攻勢に出る。太陽電池で最大シェアを有し、CdTe型で業績を伸ばす巨人First Solarと一騎打ちの形だ。

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 General Electric(GE)が薄膜太陽電池で攻勢に出た。6億米ドル(約500億円)を投じて米国最大の太陽電池モジュール工場を建設し、年間生産量400MWを見込む。生産開始は2013年の予定。工場は複数の拠点からなるが、最終的な立地は発表されていない。

 新工場で生産する太陽電池の一部は既に受注契約を締結済みだという。例えば、北米における最大の風力発電メーカーNextEra Energyへ60MWを、独立系風力発電最大手のInvenergyへ20MWの太陽電池を供給する契約を結んだほか、合計100MW分の契約を終えている。

 同社は再生可能エネルギー分野で世界のリーディングカンパニーとなる目標を掲げており、同分野に年間15億米ドルの研究開発資金を投じている。特に風力と太陽エネルギーに注力している。2008年にはCdTe(カドミウムテルル)薄膜太陽電池を開発するPrimeStar Solarの多数株主となっており、今回の工場で生産する薄膜太陽電池もCdTeだ。

CdTeで競争激化、太陽電池のコスト性能比がさらに高まる

 CdTe薄膜太陽電池は、全ての太陽電池のうち最も生産コストが低く、1W当たり1米ドルを下回る。CdTe型のみを生産する米国のFirst Solarは、太陽電池セルの全生産量に占めるシェアで首位にある*1)。生産規模は1400MW(2010年)だ。

*1)日本国内ではCdを採用した太陽電池の安全性を消費者に説明しにくいという理由でCdTe薄膜太陽電池の量産、販売が進んでおらず、シェアは統計に現れない。

 GEは生産規模だけでなく、薄膜太陽電池の変換効率が高いこともうたう。2011年4月にはPrimeStar Solarが量産規模30MWの工場で生産したCdTe薄膜太陽電池セルの開口部の変換効率が12.8%に達した。これは公的な認証機関(NREL:National Renewable Energy Lab)で認められた同タイプの太陽電池の変換効率としては最も高いという。First Solarが量産するCdTeの変換効率よりも1.2ポイント高いことになる。GEは1%の変換効率向上は10%の太陽電池システムコストの低減に等しいと説明する。

 なお、GEはCdTe薄膜太陽電池以外の太陽電池も導入する計画だ。例えば、2010年10月には昭和シェル石油の子会社であるソーラーフロンティアが、CIS(銅インジウムセレン)電池モジュールをGEに供給する契約を結んでいる。ソーラーフロンティアのCIS太陽電池は、2011年3月には変換効率17.2%(30cm角)を記録している。


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