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汎用I/Oを使って、LEDを操ってみようS08ではじめるマイコン制御プログラミング(3)(2/3 ページ)

マイコン制御の基礎である入力と出力。今回もGPIOを使ってLEDの点灯を制御する。例を参考にGPIOの操作に慣れよう。

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LEDを光らせてみる

 だんだんと制御っぽくなってきたでしょ? 小学校でやった豆電球の実験みたいですか。もうちょっとだけ待ってください。今度はもう少し高級になります。GPIOの使い方が分かってきたところで、これまで学んだことを応用してみましょう。

 デモ・ボードには、LEDが8個も並んでいます。せっかくですから8ビットのカウンタを作ってみましょう。0x00〜0xff(00000000b〜11111111b)までカウントアップする変数の値を2進数で表現します。ただし、デモ・ボードのLEDは負論理ですので注意します。


カウンタ値とLEDの対応
表1 カウンタ値とLEDの対応

 プログラム例を示します。2進数のビットの重みをそのまま対応するLEDで表示します(リスト3)。

リスト3
リスト3

 実際にLEDを見てみると、LEDが全部点灯しているように見えます。今度は「c1++」行にブレークポイントを設定し、ループを繰り返すごとにカウンタc1の値が増えることを確認してみましょう。

 確認したところ、LEDの表示も正しいようです。どうやら繰り返し処理が早すぎてLEDの変化に目が追い付いていないために、LEDが常時点灯しているように見えるようですね。

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