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意外とみんな意識しない、投影図の細かい規定演習系山田式 機械製図のウソ・ホント(2)(2/2 ページ)

何気に描いたネジだって実は間違えているかも。問題1の解答は当たり前なことばかりに見えるが普段から意識しているだろうか?

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次回までの宿題 ― 【問題2】

 【問題1】の結果はいかがでしたか? バッチリだった人もイマイチだった人も、今回出題の【問題2】で、さらに“投影図のウソ・ホント”に関する認識を深めていきましょう。

 今回の宿題は、“特殊な投影図についてのウソ・ホント” です。


問題2

 ブロック状の部品を切削加工します。理解しやすいよう正面図を断面図として表しました。さあ、製図をするうえでどこが誤っているのか指摘してください!

※本部品は製図の解説用に作ったものであり、実際に機能する部品ではありません。

豆知識:断面図

JISでは、隠れた部分を分かりやすくするために断面図として図示することも認めています。ただし、切断したために理解を妨げるもの、または切断しても意味のないものは長手方向に切断しないと決めています。軸、ピン、ボルト、ナット、リブ、車の腕、歯車の歯などは長手方向に切断できないので注意しましょう。



 次回は、【問題2】の解答解説と、寸法線の記入法についての課題を出す予定です。(次回に続く)

Profile

山田 学(やまだ まなぶ)

1963年生まれ。ラブノーツ代表取締役、技術士(機械部門)。カヤバ工業(現、KYB)自動車技術研究所で電動パワーステアリングの研究開発、グローリー工業(現、グローリー)設計部で銀行向け紙幣処理機の設計などに従事。兵庫県技能検定委員として技能検定(機械プラント製図)の検定試験運営、指導、採点にも携わる。2006年4月、技術者教育専門の六自由度技術士事務所を設立。2007年1月、ラブノーツを設立し、会社法人(株式会社)として技術者教育を行っている。著書に『図面って、どない描くねん!』『読んで調べる 設計製図リストブック』(共に日刊工業新聞社刊)など。



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