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もっと自分の思いのままにモデリングできるノンヒストリーCAD虎の巻(上)(1/3 ページ)

フィーチャ履歴ツリーを持たない「ノンヒストリーCAD」をメカ設計ツールとして選択する利点やモデリングテクニックなど、光学機器の機構設計に携わる筆者が解説する

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 「ノンヒストリーCAD虎の巻」では、「ノンヒストリーCAD」(フィーチャ履歴のない3次元CAD)の利点や活用テクニックを上下編に分けて解説します。

 まず今回の「上」で、ノンヒストリーCADという道具が、どういう特徴を持った「道具(ツール)」なのかを確認してから、次回の「下」で、実務で使えるノンヒストリーCADのテクニックなどを紹介していきます。

 本記事が、あなたの今後の道具選びや活用の参考になれば幸いです。

あなたの「ノンヒストリー度」、測定します

 これまで、どちらかというとマイナーな存在であったノンヒストリーCADですが、ここ数年で注目されだしている傾向のようです。

 CADベンダのサイトをのぞいてみると、その特徴の説明として以下が挙げられます。

  1. データが軽いので大規模設計やチーム設計に有効
  2. パラメトリックや設計履歴などの拘束条件をまったく意識する必要がない
  3. 3次元CAD特有のモデリング手法を意識する必要がない
  4. ヒストリーを持たないために、誰にでも容易にモデルの再利用や編集が可能

 1は分かりやすいと思います(という筆者は、小規模&少人数設計の業務なので、実は効果を実感できていないのですが……)。

 1〜3は、ほぼ同義語で「ダイナミックモデリング」の説明になります。つまり「ノンヒストリーCAD≒ダイナミックモデリング」という構図が見えてきます。

 しかし実際のところ、ノンヒストリーCADとヒストリーCADと、何がどれだけ違ってくるのか、分かりづらくないでしょうか?

 ここで「ノンヒストリー度」チェックシート登場! 設計業務中で思い当たる項目を気軽にチェックしてみてください。

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 上記で「ノンヒストリー度」が高い人ほど、ノンヒストリーCADで楽に仕事ができるようになるかもしれません。

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