日本は世界第3位のBluetooth大国、国内活動強化に向け日本代表が就任:組み込み開発ニュース(1/2 ページ)
Bluetooth SIGが、日本国内での活動を強化するために設立した日本法人「Bluetooth SIG Japan合同会社」を中核とするBluetooth Japan Member Group(JMG)を立ち上げたと発表。日本代表には黒川剣氏が就任した。
Bluetooth SIG(Special Interest Group)は2026年10月15日、東京都内で会見を開き、日本国内での活動を強化するために設立した日本法人「Bluetooth SIG Japan合同会社」を中核とするBluetooth Japan Member Group(JMG)を立ち上げたと発表した。
Bluetooth SIG CEOのネヴィル・マイヤーズ(Neville Meijers)氏は「1998年にエリクソン、ノキア、IBM、インテル、東芝の5社が集まり、低コストで短距離の無線通信接続のソリューションをともに構築するというビジョンを掲げてBluetooth SIGを立ち上げた。そして、『つながりの力で、より良い世界を実現する』というビジョンの下、28年間の活動を通して多くの企業が参加してグローバルで共有できる標準を作り上げ、現在は大きな成功を収めている」と語る。
近年は毎年何十億個のBluetoothデバイスが出荷されるようになっており、2026年は59億個の出荷が見込まれている。「これまでに650億個のBluetoothデバイスが出荷されており、これは世界人口の1人当たり8個に相当する。2030年には年間80億個まで伸びるだろう」(マイヤーズ氏)。
Bluetooth SIGの活動は、1つの標準の下で、「共に築く」「世界へ届ける」「地域に根差す」という3つの原動力に支えられてきた。マイヤーズ氏は「3つの原動力の中でも最も重要だと考えているのが『地域に根差す』である。本日は、Bluetooth SIGのグローバルコミュニティーにおいて最も重要な市場の一つである日本での活動を強固にサポートするカントリーマネジャーを紹介できることを大変うれしく思う」と述べる。
マイヤーズ氏の紹介を受けて登壇したのが、Bluetooth SIG Japanの所属でBluetooth SIG 日本代表を務める黒川剣氏である。黒川氏は「これまで、コアとなるオーディオビデオの標準規格を通じて、コンテンツとデバイスのエコシステムづくりに奔走してきた。1990年代後半にはDVDフォーマットの作成、その後はBlu-rayディスクの普及において、デバイスが高画質高音質で再生できる環境づくりに関わってきた。そこから10年後、インターネットや3G、4Gが台頭し、メディアが光ディスクからダウンロード、ストリーミングへと移行する中で、2015年からはこのエコシステムをさらに拡大すべく、B2BからB2Cにフォーカスを移し、大手ストリーミング会社やグローバルのゲーム会社の代表としてユーザーエクスペリエンスの改善とエンゲージメントをまとめることに注力してきた」と自身のキャリアを紹介する。
黒川氏は、ここまで紹介した約30年間の活動の源として、幼少期に渡米してから最初に現地半導体メーカーに就職し、当時最先端のDSPを担当して、多くの日本企業と仕事をしてきたことを挙げた。「文化も考え方も言葉も異なる米国と日本の架け橋として、相互理解を深めWin-Winの関係を築く中で、自分の使命は“つなぐ”ことにあると確信した。そして、Bluetooth SIGが本気で日本市場にフォーカスしていくのであれば、私のこれまでの経験を生かして力になれると考えた」(同氏)という。
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