デンソーがリサイクルプラで補助輪を開発、多様なプラを適材適所で活用:リサイクルニュース(1/2 ページ)
デンソーは、企業の廃プラから新たなプロダクトを製作/展示するイベント「REMARE Plastic SUMMIT 2026 Exhibition」で、リサイクルプラを活用した補助輪「Re-Cycle Wheels(リサイクルホイールズ)」を披露した。
REMAREは、コクヨやカウネットとともに、企業の廃プラから新たなプロダクトを製作/展示するイベント「REMARE Plastic SUMMIT 2026 Exhibition」(会期:2026年10月14〜16日、会場:コクヨ東京品川オフィス『THE CAMPUS』)を開催した。開催前日の同月13日には、メディア向けに同イベントの内覧会を実施した。
エネルギー資源を買うために約23兆円が海外へ流出
プラスチックは、石油から作られているため、熱分解による再油化や炭素抽出による人工ダイヤモンドの製造が可能で、燃焼時のカロリー量も高いため、直接的な熱源として野菜の栽培にも利用できる。
一方、日本からは2025年8月〜2026年7月の1年間で、エネルギー資源を買うために約23兆円が海外へ流出している。財務省の貿易統計や内閣府の「鉱物性燃料の輸入動向について」などによれば、前述した23兆円のうち、10兆円が原油と粗油、6兆円が液化天然ガス(LNG)、4兆円が石炭、約3兆円がその他となっている。プラスチックの原料であるナフサも約60%が海外から輸入されている。
こうした状況を踏まえて、政府は2022年に「プラスチック資源循環促進法」を、2025〜2026年に「再資源化事業等高度化法」を施行した。
これらの流れを契機と捉え、REMAREは「プラスチックを燃やさず、都市に貯める」をミッションに掲げ、企業から発生する使用済みプラスチックを登録/管理するデータベース「Plastic Stock データベース」を提供している。Plastic Stock データベースは、排出した企業が、素材情報(組成データなど)や排出場所、写真などを登録可能で、各拠点に散在する廃棄プラスチックの情報をまとめて管理できる。
同社 代表取締役の間瀬雅介氏は「Plastic Stock データベースにより、使用済み素材の組成などを把握することで、再資源化しやすくなる。再資源化で終わりでなく、ユーザー企業との共創につなげることが重要だ。そこで当社では今後、Plastic Stock データベースに記録された使用済みプラスチックの情報を基に、家具メーカーやデベロッパー、内装会社、設計士、デザイナー、ゼネコンといった社外パートナーと共創できるサービス『Plastic Stock データベース with Partner』のリリースを予定している」と話す。
続けて、「再資源化された素材を活用した製品が売れるたびに排出元に利益が還元されるサービス『Plastic Stock cowork』のリリースも予定している。このサービスは、排出元から提供された使用済みプラスチックを、当社がリサイクル(素材化や板材化)し、このリサイクル材を用いて製品メーカーが家具や内装材を量産し、販売すると、排出元の企業に利益の一部が還元される」と補足した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.




