連載
イチから全部作ってみよう(37)料理レシピでプログラミングの考え方を整理する:山浦恒央の“くみこみ”な話(206)(2/3 ページ)
ソフトウェア開発の全工程を学ぶ新シリーズ「イチから全部作ってみよう」。第37回は、詳細設計フェーズに入る前に、肉じゃがの料理レシピ作成を通して、プログラミングとは何かを整理する。
5.解答例
筆者の解答例を下記に示します。
★肉じゃがのレシピ
- 下記の道具を準備する
- 鍋
- 包丁
- まな板
- 計量カップ
- 計量スプーン
- 菜箸
- お玉
- 落し蓋
- 炊飯器
- 下記の材料を準備する
- お米:3合相当
- にんじん:1本
- じゃがいも:2個
- 牛肉:200g
- 玉ねぎ:1個
- サラダ油:大さじ1
- 水:400mL(ミリリットル)
- 3倍濃縮めんつゆ:60mL
- 下準備を実施する
- 炊飯する(別紙参照)
- にんじんの皮をむき、厚さ1.5cmの半月切りにする
- じゃがいもの皮をむき、4〜5cm角に切る
- 玉ねぎの皮をむき、8等分のくし切りにする
- 牛肉が大きければ、5〜6cm幅に切る
- 具材を炒める
- 鍋にサラダ油大さじ1を入れ、中火で30秒加熱する
- 肉を炒め、肉の表面の赤い部分がなくなるまで炒める
- にんじん、玉ねぎ、じゃがいもを入れ、全体に油がなじむまで炒める
- 水400mLを入れて、中火のまま沸騰させる
- 沸騰したら、おたまで表面に浮いたアクを取り除く
- めんつゆを入れる
- 全体を混ぜて、落し蓋をして弱火で20分煮る
- 味見をして、薄ければめんつゆを5mL追加する
- じゃがいもに箸が通るか確認し、抵抗なく通るまで煮る
- 炊きあがったご飯と肉じゃがをお皿に盛りつける
なお、今回はプログラミングとの対応関係を説明することが目的なので、料理としての細かな手順や分量は簡略化しています。
6.料理レシピから考えるプログラミング
前項のレシピ作成を通して、プログラミングとの類似性を考えると、次の4つのポイント(構造)が見えてきます。
6.1 上から下に順番に実行する(順次実行)
料理レシピは、「ある作業が終わったら次の作業へ」というように、上から順番に実行します。これは、プログラミングにおける「順次実行」と同じ考え方です(図1)。
例えば、下準備をせずに煮込むという手順を実行することはできませんね。このように、下準備して、材料を炒め、煮込むという一連の手順を上から順番に1個ずつ実行していきます。「え、当たり前じゃん」と思うでしょうが、この当たり前こそがプログラムの根幹を支える重要な考え方です。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
