1万3000品番を動かすパナソニック最大の物流拠点、「京田辺」の現場力とは:パナソニック 国内物流革新の最前線(前編)(2/3 ページ)
パナソニック オペレーショナルエクセレンスが開設した「国内物流オペレーションズセンター関西第一拠点」は、床面積11万平方メートルに及ぶグループ世界最大の物流拠点だ。前編では、保管効率27%向上などを実現した自動倉庫や移動棚など、現場を支える最新設備と運用の実態に迫る。
1〜2階:GTPシャトルとコンベヤーによる自動化エリア
1階に、ライティング系商品の保管エリアに加え、ピッキング作業を自動化するGTP(Goods to Person)シャトル式自動倉庫を導入している。奥のストックエリアには約6000個の折りたたみコンテナ(オリコン)を収納し、対象製品の入ったオリコンが自動でピッキングステーションへと搬送される仕組みだ。
ステーションは計10カ所設けられており、作業員はWMS(倉庫管理システム)の指示に従ってオーダーや方面別に商品をピッキングする。ピックアップされた商品はコンベヤーで同フロア内の検品/梱包(こんぽう)エリアへ送られ、処理を終えた後に仕分けエリアへと搬送される。
そこで方面別にパレットや台車へ積み付けられ、パレタイズ(ラップ巻きなどによる固定作業)を経て着車したトラックに積み込まれる。自動化設備の導入により、「従来のバラ積みピッキングで1時間当たり30行だった生産性は、150行へと向上している」(パナソニック オペレーショナルエクセレンスの説明員)という。
3階:高密度保管で5000パレットを収容する移動棚エリア
3階は、高密度保管を可能にする移動棚保管エリアだ。
フォークリフトが進入する際のみ通路を開く構造を採用し、通常の固定棚であれば3000パレットを配置するスペースに、約1.6倍となる5000パレットを保管できる。棚を動かす際に待ち時間が発生するため、同フロアではピッキング回数の少ない商品や、回転率の低い大ロットのリザーブ在庫を中心に保管することで作業効率の低下を防いでいる。
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