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2027年に軽EV投入へ、日本発「EMTA」が明かした開発戦略と“日本品質”電動化(1/2 ページ)

EMTは、新たに開設した「R&Dセンター」で、R&Dビジョン説明会を開催。ブランドプロミス「Daily Magic」の実現に向けた開発体制強化の方針と、2027年に投入予定の日本向けの軽EVの進捗状況などについて説明した。

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 日本と中国5社の共同出資により設立された自動車メーカーであるEMTは2026年8月31日、同年7月に横浜市に新たに開設した「R&Dセンター」で、R&Dビジョン説明会を開催した。ブランドプロミス「Daily Magic」の実現に向けた開発体制強化の方針と、2027年に投入予定の日本向けの軽EVの進捗状況などについて説明した。

横浜にR&Dセンターを開設、日本品質実現へ

 EMTは2025年1月に、日本のオートバックスセブン、アネスト岩田、中国の奇瑞汽車(Chery Automobile)、国軒高科(Gotion High-tech)、江蘇悦達集団(Yueda Group)の5社が出資して生まれた新興の自動車メーカーだ。横浜市に本社を置き、日本発のEVメーカーとして2026年5月に、日本市場における新自動車ブランド「EMTA(エムタ)」を発表した。

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EMTの組織体制[クリックで拡大] 出所:EMT
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EMT CTOの山本浩二氏

 「EMTA」は「Easy, Made To All」を意味し「全ての人の日常を幸せにする」をパーパスとする。このパーパスの実現に向けて、電動化と知能化を進めつつ、日常に寄り添う、使いやすい自動車の開発を推進。第1弾モデルとして2027年に軽自動車規格のEV(電気自動車)の発売を計画する。さらに、これらの開発を加速するために2026年7月にアネスト岩田の本社の一部を借り、研究開発拠点「EMT R&Dセンター」を開所した。

 EMT CTOの山本浩二氏は「R&DセンターはEMTAのブランドプロミスで、製品やサービスを通じて日常生活に新しい驚きや喜びをもたらす『Daily Magic』を技術で実現するための最前線だ。日本品質を実現する上でも重要な役割を担う」と説明する。「Daily Magic」を実現するコア技術として、以下の4つを挙げる。

  1. Magic SDV:技術の中核となるプラットフォーム。フルスタックのOTA(無線アップデート)で、納車後もユーザー体験や操作方法、走行性能、航続距離までを継続的にアップデートする
  2. Magic Sync:人とクルマがシームレスに同期する技術。スマートフォンを持って車に近づくだけで解錠/起動し、シート位置、ミラー、ステアリング角度、エアコン温度、画面設定、走行モードなどを乗る人ごとのプロファイルへ自動で切り替える
  3. Magic EV:軽自動車規格の制約のなかで居住性と衝突安全性能を両立させるため、ゼロから新規開発した軽EV専用プラットフォーム。複数ユニット一体型の最新eアクスルを搭載し、床下に大容量バッテリーを配置することで、静粛性と加速感、航続距離と急速充電性能を実現する
  4. Magic Drive:運転支援システム。エンドツーエンド方式のレベル2自動運転支援システムの搭載を計画している。

 R&Dセンターでは、これらのDaily Magic関連技術の開発とともに、新モデルのデザイン、商品企画やベンチマーク、設計スペックの決定、国内適応実験、認証や品質保証などの役割を担う。R&D拠点には約50人が勤務できるスペースを用意し、順次増員を進めているという。

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R&Dセンターの役割[クリックで拡大] 出所:EMT

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