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AWSのフィジカルAI開発支援、採択企業はクラウドで何を加速させたか製造現場向けAI技術(1/2 ページ)

AWSは、フィジカルAI開発支援プログラムのメディア向け成果発表会を東京都内で開催した。採択された51社のうち、14社が成果を発表した。

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 AWS(アマゾン ウェブ サービス)ジャパンは2026年8月31日、フィジカルAI(人工知能)開発支援プログラムのメディア向け成果発表会を東京都内で開催した。

ロボティクスの強みとAIの融合へ、3つの不可欠な要素

 2026年1月にスタートしたフィジカルAI開発支援プログラムは、AWS上でロボット基盤モデルなどのAI開発を目指す企業向けの支援プログラムとなっており、データ収集/前処理からモデルトレーニング、シミュレーション、実装まで一連のパイプライン構築をAWSが支援する。

 具体的な支援の柱は、AWSが擁するフィジカルAI領域スペシャリストによる技術支援、総額600万米ドル規模のAWSクレジットを通じたコスト最適化支援、ロボティクス/生成AIコミュニティー形成、Go-To-Market支援の4点となる。大企業からスタートアップまで計51社が採択された。

フィジカルAIの仕組み
フィジカルAIの仕組み[クリックで拡大]出所:AWSジャパン
アマゾンウェブサービスジャパンの白幡晶彦氏
アマゾンウェブサービスジャパンの白幡晶彦氏

 アマゾン ウェブ サービス ジャパン 代表執行役員社長の白幡晶彦氏は、フィジカルAIによる日本の社会課題解決に不可欠な3つの要素として、スピード、現場の力、クラウドを挙げた。

「急速な進化の中にあるフィジカルAI領域では、完璧な計画を立ててから動くのではなく、仮説を立て、試し、学び、改善するサイクルを高速に回すことが極めて重要だ。限られたリソースの中でスピード感を持って大胆に挑戦し、素早く成果を出すスタートアップは、フィジカルAIのような黎明期の技術を社会実装へと進める最大のエンジンだと考えていい。また、フィジカルAIの開発はテクノロジーだけあればよいわけではない。テクノロジーと現場のオペレーションが融合して初めて役に立つロボットのユースケースが生まれる。現場を知り尽くしている皆さまの知見が不可欠だ」(白幡氏)

 そして、フィジカルAIの開発に要する膨大なデータ収集や大規模なモデル学習、無数の並列シミュレーションを行うためには、データを保管する大規模なストレージと必要な時に必要な規模の計算資源を提供できるクラウドの活用は「選択肢の1つではなく、もはや不可欠なもの」(白幡氏)とした。

フィジカルAIによる日本の社会課題解決に不可欠な3つの要素
フィジカルAIによる日本の社会課題解決に不可欠な3つの要素[クリックで拡大]出所:AWSジャパン

 AWSでは、2023年からLLM(大規模言語モデル)開発支援プログラムや生成AI実用化推進プログラムなどを通じて、国内におけるAI開発を支援してきた。

「テキストや画像の世界で進化してきた生成AIを物理世界へいよいよ拡張する段階になった。フィジカルAIはロボティクスとAIの融合による技術革新だ。日本にはロボティクスで世界を長年リードしてきた強みがあり、この強みにフィジカルAIを掛け合わせることが、日本にとって最大の機会であり、最大の競争力になる。AWSは、5年、10年、20年先を見据えた長期的な視点で、日本に投資を行っていく」(白幡氏)

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