素材/化学
日本製紙
日本製紙は7月29日、八代工場(熊本県八代市)の状況を発表した。
地震発生後、工場建屋内において従業員11人が閉じ込められた。これまでに7人を救助し、うち2人が中等症、5人の死亡が確認された。残る4人については引き続き安否を確認中だという。なお、上記以外の工場出勤者は、協力会社を含めて全員の安否を確認している。
現在、八代工場は操業停止しており、詳細な被害状況の確認を進めている。また、正確な被害状況の把握を全社体制で進めるため、28日に社長を本部長とする危機対策本部を設置した。
東海カーボン
東海カーボンは7月29日、田ノ浦工場(熊本県葦北郡)の状況を発表した。田ノ浦工場は、半導体や太陽電池などに使用される等方性黒鉛材を生産するファインカーボン事業の基幹工場である。
同拠点に勤務する従業員の人的被害は報告されていないという。地震発生時に稼働中であった設備は、環境関連設備などの一部を除き、全て操業を一時停止している。建屋と設備は、現時点では甚大な損壊は確認されておらず、電力の供給も継続している。一部で断水が発生しているものの、主要設備の冷却水循環などに支障は生じていないという。設備や製品出荷への影響については、製品在庫などの状況と併せて引き続き点検と確認を進めている。
同仁化学研究所
同仁化学研究所は7月29日、熊本県上益城郡にある本社と工場の状況を発表した。
社員とその家族の安否については全員の無事を確認している。建屋や製造設備、製品や原料については現時点では被害が確認されていない。製品の出荷については、道路状況などを踏まえて運送会社と可否を確認しているという。
同仁化学研究所は生化学、金属イオン分析、検査薬原料といった各種試薬の製造と販売を手掛けている。
JCU
JCUは7月29日、熊本事業所(熊本県上益城郡)の状況を発表した。
現時点で人的被害や重大な設備被害は確認されていない。
ヤマックス
ヤマックスは7月29日、熊本県熊本市の本社を含む状況を発表した。
人的被害については1人の負傷者を確認しており、軽傷で命に別条はないという。建物や設備については、一部工場のストックヤードにおいて、荷崩れなどにより製品在庫の一部が破損していることを確認した。
ヤマックスは、土木用/建築用コンクリート製品の製造や販売、注文住宅事業を手掛けている。
自動車/建機
アーレスティ
アーレスティは7月29日、同社の子会社でアルミニウムダイカスト製品の製造/加工企業のアーレスティ熊本(熊本県宇城市)の状況を発表した。
アーレスティ熊本は震度7を記録した熊本県宇城市にある。工場建屋の一部破損などの被害が発生しており、詳細については現在確認中だという。なお、グループ従業員は、現時点で重大な人的被害は確認されていない。
29日は生産設備を休止し、生産再開に向けてインフラの詳細な被害状況を確認している。同日より安全最優先の上で一部の従業員が出社し、工場の復旧作業にあたっている。
アイシン
アイシンは7月29日、関連子会社のアイシン九州(熊本県熊本市)、エイティー九州(熊本県玉名郡)の状況を発表した。アイシン九州は車体系機能部品の製造やエンジン部品の鋳造/加工、エイティー九州は自動車部品の鋳鉄鋳造/機械加工製品の製造企業である。
熊本県内の従業員は全員の無事を確認している。地震発生以降、アイシン九州では操業を停止しており、現在は被害状況の確認を進めながら復旧作業を開始している。なお、エイティー九州や他の九州地区の拠点においては、生産に影響があるような被害は発生していないという。
ホンダ
ホンダは7月29日、二輪車やパワープロダクツなどを製造する熊本製作所(熊本県大津町)の状況を発表した。
地震が発生した7月28日の夕方から、従業員の安全確保および設備の状況確認のため工場の稼働を停止している。なお、現在も余震が続いており、従業員や取引先の安全確保を優先するとともに工場内の一部を復旧するため、7月31日まで稼働を停止する。今後の稼働再開については状況を見て判断するという。
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