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インフィニオンのヒューマノイド向け半導体戦略、2050年に3億台の市場を捉える組み込み開発 インタビュー(2/3 ページ)

フィジカルAIの代表的なアプリケーションとして期待を集めるヒューマノイド。このヒューマノイド市場に向けた提案活動に注力しているのがインフィニオン テクノロジーズだ。2050年に3億台に達するという同市場に向けた事業戦略について、同社のディルク・ガイガー氏に聞いた。

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ヒューマノイドのアーキテクチャを6つの主要機能ブロックで捉える

 インフィニオンはヒューマノイドのアーキテクチャとして、大まかに「センシング」「演算/制御」「通信」「バッテリー管理システム」「充電」「モーター制御」という6つの主要機能ブロックに分けて捉えている。ガイガー氏は「このアーキテクチャは、自動車、特にEV(電気自動車)と類似性が高い」と指摘する。

ヒューマノイドの6つの主要機能ブロック
ヒューマノイドの6つの主要機能ブロック[クリックで拡大] 出所:インフィニオン テクノロジーズ

 現在、インフィニオンがヒューマノイド向けで最も力を入れて提案しているのが「モーター制御」だ。「ヒューマノイドが効率良く俊敏に動くために最も重要な機能ブロックだ」(ガイガー氏)。

 インフィニオンは、ヒューマノイドの頭からつま先に至るまで70以上の関節をモーター制御するため、最新のGaN(窒化ガリウム)デバイスをはじめとするパワー半導体をラインアップしている。なお、モーターの出力範囲は25〜10kWを想定している。

ヒューマノイド向けではモーター制御の提案に注力している
ヒューマノイド向けではモーター制御の提案に注力している[クリックで拡大] 出所:インフィニオン テクノロジーズ

 中でもヒューマノイドの動作で重視される、股関節、ひじ、指のモーター制御については、ヒューマノイド向けに特化した円形のレファレンスボードを用意しているので、顧客はすぐに試作開発に取り組める。制御用のマイコンは車載/産業機器向けで実績のある「AURIX」や「PSOC」を用いており、ゲートドライバーIC、統合型パワーステージ、モーターの回転数などを検知するセンサーなど、レファレンスボードに搭載している半導体は全てインフィニオン製だ。

股関節のモーター制御のイメージレファレンスボード 股関節のモーター制御のイメージ(左)とレファレンスボード(右)。直径は約100mm[クリックで拡大] 出所:インフィニオン テクノロジーズ
ひじのモーター制御のイメージレファレンスボード ひじのモーター制御のイメージ(左)とレファレンスボード(右)。直径は約60mm[クリックで拡大] 出所:インフィニオン テクノロジーズ
指のモーター制御のイメージレファレンスボード 指のモーター制御のイメージ(左)とレファレンスボード(右)。直径は約8〜10mm[クリックで拡大] 出所:インフィニオン テクノロジーズ

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