「docomo business SIGN」がアプレットSIMを追加、MECサーバ付きの大容量通信も:IoTセキュリティ(1/2 ページ)
NTTドコモビジネスがIoTサービス「docomo business SIGN」の新機能について説明。独自のアプレット領域分割技術を基に開発したオプション「アプレットSIM」とともに、映像/AI活用に最適な大容量通信に対応する「Advanced」メニューを追加する。
NTTドコモビジネスは2026年3月25日、オンラインで会見を開き、2025年12月に立ち上げたIoT(モノのインターネット)サービス「docomo business SIGN」の新機能について説明した。独自のアプレット領域分割技術を基に開発したオプション「アプレットSIM」とともに、映像/AI(人工知能)活用に最適な大容量通信に対応する「Advanced」メニューを追加する。
docomo business SIGNは、同社がNaaS(Network as a Service)と定義する脅威検知機能を備えたIoTサービスである。今回の新機能は、サイバー攻撃の脅威が高まる中でIoTデバイスのセキュリティと運用をより容易にしたい、映像/AI活用に向けた高トラフィック用途に対応したいという課題の解決を目指すために開発された。
アプレットSIMは、通信プロファイルと分割したアプレット領域を、IoT事業者などのユーザーが独自のプログラムなどを実装できるようにしたSIMである。NTTドコモビジネスは2025年5月、GSMAが標準化したIoT(モノのインターネット)向けのセキュリティ仕様である「IoT SAFE」をSIMカード内に組み込む実証実験に成功したことを発表しており、その際に2025年度内を目標にIoT SAFEを活用したモバイル通信サービスの提供を目指すとしていた。
今回発表したアプレットSIMは、docomo business SIGNの「Value」メニューのオプション機能として提供される。「IoT SAFEアプレット」と「Telemetryアプレット」の2種類のサービスを用意した。
IoT SAFEアプレットは、機器の電源投入時にSIM内で鍵情報と証明書を自動生成し安全に保管することにより、IoTデバイスの製造/運用時におけるセキュリティ管理負荷を大幅に低減できる。従来は、IoTデバイスごとに鍵情報や証明書を手動で設定していたが、アプレットSIMを使えばこれらの作業を遠隔/自動で行える。
また、IoT SAFEによるデータ/デバイスの信頼性の確保、docomo business SIGNの標準機能であるWANセキュリティを用いた脅威検知/遮断機能との組み合わせにより、IoTシステムに対する多層的な防御が可能になるとしている。IoT SAFEアプレットのユースケースとしては、セキュリティモジュール不要の決済端末などが挙げられている。
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