設計者を支える3つのAI仮想コンパニオン 探索×科学×実現で製品開発を伴走:3DEXPERIENCE World 2026(3/5 ページ)
米国テキサス州ヒューストンで開幕したダッソー・システムズ主催の年次ユーザーイベント「3DEXPERIENCE World 2026」の初日のゼネラルセッションでは、AI活用の方向性が示されるとともに、「AURA」に続く2つの新たなバーチャルコンパニオンの発表が行われた。講演の模様をダイジェストで紹介する。
バーチャルコンパニオン「LEO」のライブデモを披露
クマー氏が再び登壇し、Webブラウザベースの3D CAD「SOLIDWORKS xDesign」上におけるLEOの活用イメージを、デモンストレーションを交えて解説した。
まず紹介されたのは、PDF図面からのスケッチ化である。なお、このPDF図面は、SOLIDWORKSユーザーを対象に、与えられた図面から部品を正確に設計する早さを競うモデリングコンテスト「Model Mania」の題材を用いた。
画面右側に表示された領域では、エンジニアがバーチャルコンパニオンとテキストによる対話形式でやりとりできる。LEOにPDFからのスケッチ化を依頼すると、自動的に図面から線分や輪郭を抽出し、スケッチとして残すべき部分と不要な部分とに分類する。例えば、タイトルブロックやアイソメ図などはスケッチとして不要であるため破棄し、必要な部分のみスケッチとして抽出する。また、寸法も読み取り、必要に応じて変更可能であることが示された。
さらに、そのスケッチから3Dモデル化できることも紹介された。LEOに依頼すると、スケッチを認識して3Dパーツを作成し、プレビューを提示する。ユーザーが承認すると3Dモデルが生成される。「生成されるモデルは完全にパラメトリックなモデルである」とクマー氏は説明した。
加えて、サロゲートモデルを活用した解析結果の予測もLEOを介してシームレスに指示可能であり、短時間で結果を提示できることも示された。
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