SDV化で求められる車載ソフトのAI駆動開発、ベリサーブがプロセス構築を支援:オートモーティブワールド2026
ベリサーブは、「オートモーティブワールド2026」において、AIを活用してソフトウェア開発を行うAI駆動開発の導入を検討している企業向けのサービス「QA4AIDD」を紹介した。
ベリサーブは、「オートモーティブワールド2026」(2026年1月21〜23日、東京ビッグサイト)内の「第14回 コネクティッド・カーEXPO」において、AI(人工知能)を活用してソフトウェア開発を行うAI駆動開発の導入を検討している企業向けのサービス「QA4AIDD」を紹介した。同月22日からサービスを開始している。
あらゆる産業でAIの社会実装が進む中で、ソフトウェア開発プロセスにおいてもコードを自動生成する機能が当たり前に利用されるようになるなど活用範囲が広がっている。現在は、コーディングにとどまらず要件定義からユーザーによる運用まで、全ての工程でAIが活用されるAI駆動開発が広がりつつある。
SDV(ソフトウェアデファインドビークル)化によってソフトウェアのさらなる大規模化や複雑化が進む自動車分野でもAI駆動開発に対する引き合いは強い。「これまでExcelなどで管理されていた要件定義プロセスをはじめ車載ソフトウェアの開発プロセスを生成AIによって自動化したいという要望は極めて強い。ただし、成果物について一定の品質を確保できる保証がなく、その確認作業に手間がかかることが課題になっている」(ベリサーブの説明員)。
QA4AIDDは、同社が長年培ってきたソフトウェア品質保証の実践的ノウハウとAI駆動開発に関する知見を組み合わせたサービスだ。ユーザーがAI駆動開発に基づくソフトウェア開発プロセスを構築する際に、同社が伴走する形で「現状把握」「目標設定」「アクションの実施」「効果測定」の4段階のサイクルを回しながら支援を行う。
また、QA4AIDDのプロセスは、「生成AIに適切な指示を行うこと」「生成AIの成果物を適切に確認すること」を繰り返しながら、開発するソフトウェアの品質を継続的に向上させていくことになるという。
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