ロックウェルの最新コントローラー、高速処理と統合安全機能搭載:FAニュース
Rockwell Automation(ロックウェル・オートメーション)は、Logixプラットフォームの中核に位置付ける産業用コントローラー「ControlLogix 5590」を発表した。高速処理、統合安全、堅ろうなセキュリティを1台に統合している。
Rockwell Automationは2025年10月7日、産業用コントローラー(PLC)「ControlLogix 5590」を発表した。Logixプラットフォームの中核に位置付けられるモデルで、製造業の運用効率化とシステム拡張を支援する。
ControlLogix 5590は、作業者や機器を保護する高度な統合安全機能を標準で搭載する。国際安全規格への適合認証を取得しており、個別の安全モデルを必要としない。高速処理と大容量メモリを備え、ディスクリート制御からプロセス、モーション、ロボティクスまで幅広いアプリケーションに対応する。単一プラットフォームでスループットを最適化し、効率的なアーキテクチャ設計を可能にする。
さらに、開発、運用を支援する統合ソフトウェア「Studio 5000 Logix Designer」と「FactoryTalk Design Studio」を組み合わせ、ワークフローの合理化と導入の迅速化を図る。2025年11月にリリース予定のFactoryTalk Design Studio バージョン2.03では、StandardおよびXT(耐食性)モデルをサポートする。
セキュリティ面では、IEC62443に準拠したサイバーセキュリティ機能を内蔵。外部からの脅威に加え、将来的なリスクにも対応する設計とした。
ControlLogix 5590は、同年11月17〜20日に米国シカゴで開催される「Automation Fair」で展示予定となっている。
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