連載
圧縮性流体の圧力損失を求めて実験値と比較する:CAE解析とExcelを使いながら冷却系設計を自分でやってみる(11)(2/5 ページ)
CAE解析とExcelを使いながら冷却系の設計を“自分でやってみる/できるようになる”ことを目指す連載。連載第11では、マッハ数が0.003[-]という実験値を基に、層流における圧縮流体の圧力損失を求め、その結果を実験値と比較する。
小さな直方体の力の釣り合いは式1となります。
粘性係数の定義を式2に示します。
式2を式1に代入します(式3)。
ここで、以下の式4がすぐに出てきますね。
式4を式3に代入し、計算を進めます(式5)。
式5の左辺第2項の表記を変えて移項したら、微分方程式ができました(式6)。
これは変数分離形なので、両辺を積分します(式7、式8)。
積分定数を境界条件から求めます。1つ目の境界条件は式9です。
これでC2が求まりました(式10)。
2つ目の境界条件は式11です。
式11を式8に代入します(式12)。
ここからC1が求まりました。式12を式8に代入します(式13)。
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