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協業による自動運転実証実験に新車両を追加:自動運転技術
NTT中央研修センタでの自動運転実証実験で、新たにトヨタの「e-Palette」をベースとした車両を投入する。多様な車両サイズへの対応力を強化する。
May MobilityとNTTは2025年3月27日、NTT中央研修センタでの自動運転実証実験において、トヨタのモビリティサービス専用バッテリーEV「e-Palette」をベースに開発された車両を投入すると発表した。定員の多い車両を加えることで、多様な車両サイズへの対応力を強化する。
今回は、NTT e-City Labo内の試験環境を利用し、ローカル5Gを活用した遠隔監視機能の自動運転実証を実施する。両社は、e-Paletteを活用することで、さまざまな場所における車両サイズのニーズに対応する力を強化する。各地の実証実験において、地域住民との連携を深め、社会課題の解決に貢献する安心・安全な自動運転サービスを提供していくとしている。
NTTは、2024年11月にNTT中央研修センタ内にMay Mobilityと共同で実証実験拠点を構えた。同拠点では、トヨタ自動車のミニバン「シエナ」を基に開発した車両で実証実験を進めてきたが、地域の交通事情や多様なニーズに対応するには、乗車定員数の多い新たな車両が必要になった。
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