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インダストリー5.0実現に向けた欧州発展示会が愛知で開幕、先進ノウハウを共有:FAニュース
スマート製造業の総合展示会「SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE」が開幕した。
スマート製造業の総合展示会「SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE(スマートマニュファクチュアリングサミットバイグローバルインダストリー)」が2024年3月13日にAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開幕した。開催期間は3月13〜15日、開催時間は10時〜18時(15日は16時まで)となっている。
主催はフランスのGL events Venuesで、今回の展示会はフランスで開催されていた「GLOBAL INDUSTRIE」の日本版となる。日本、欧州、米国、中国、シンガポール、イスラエルなど40カ国以上から246社が出展する。
会場では人間と自動化された製造工程の相互補完をなす「人間中心のデザイン」、地政学リスクの高まる中で安定性を確保する「レジリエンス」、持続可能な製造の実現に向けた「サステナビリティ」が加わった「インダストリー5.0」の実現に向けたノウハウや技術を189社が紹介する他、スタートアップ企業57社の製品やプレゼンテーションが行われる。
その他、EXOTEC NIHONの倉庫自動化ソリューション「Skypodシステム」や樹研工業の「PEEK樹脂の射出形成による極小医療部品の自動生産」、SPACE Monkeyの「24時間全自動点検システム」のデモンストレーションも実施される。
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