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パナソニックのシステムバスは真空圧着で加飾を効率化、廃フィルムの再生化も工場ニュース(2/3 ページ)

パナソニック ハウジングソリューションズは、茨城県水戸市の水戸工場で、「BEVAS」ブランドのシステムバスで初採用した新工法「真空圧着方式」を披露した。

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3Dプロテクトクリーンフロアの機能とは?

 BEVASは、2022年8月1日に発売された「にあう、みがく、びがく」をコンセプトに掲げるシステムバスのブランドである。 個性的な3柄「WARM(ウォーム)」「COOL(クール)」「NEUTRAL(ニュートラル)」のエプロン(浴槽の側面)をベースに、浴槽色6種類、床色柄6種類、壁柄28種類、組み合わせ274パターンから、好みに合わせてデザインを選べる。

 同社がシステムバスの仕様をセレクトしたコンセプトモデルとして「ほっとビバス」「すっきりビバス」「くつろぎビバス」の3タイプも用意し、WARM、COOL、NEUTRALの3柄と組み合わせられるようにしている。

左から、「くつろぎビバス」×「WARM」「すっきりビバス」×「COOL」「ほっとビバス」×「NEUTRAL」の外観[クリックで拡大]

パナソニック ハウジングソリューションズ 水廻りシステム事業部 商品企画部 部長の酒井武之氏

 床材の表面には特殊シートの3Dプロテクトクリーンフロア(スミピカ/ささっとキレイ仕様)を採用している。3Dプロテクトクリーンフロアは、フッ素/有機ガラス系の素材を配合した特殊シートで、床表面から排水口接続部までを継ぎ目なく覆っているため、隙間がなく汚れにくく掃除しやすい。エプロンの表面にも同様のシートを使用しているため汚れを落としやすく清潔に保てる。

 パナソニック ハウジングソリューションズ 水廻りシステム事業部 商品企画部 部長の酒井武之氏は「BEVASの浴槽は、はっ水はつ油に優れた有機ガラス系素材『スゴピカ素材』が使われており清掃性を向上、さらに側面のエプロンには任意の柄を印刷したフッ素/有機ガラス系のシートをコーティングすることで、デザイン性を高めている」と利点を語った。


「3Dプロテクトクリーンフロア(スミピカ/ささっとキレイ仕様)」を採用した床面[クリックで拡大]

 標準装備として、一般的なシャワーの水流と比べ1.9倍の水流を先端部から放出でき、浴室の掃除にも使えるシャワー「ビームシャワー」も備えている。また、浴室でのカビ発生を抑える「カビシャット暖房換気乾燥機」も搭載している。


一般的なシャワーの水流と比べ1.9倍の水流を先端部から放出できる「ビームシャワー」[クリックで拡大]

 顧客が選べる浴室のアイテムとして、キレイが長持ちする有機ガラス系の素材を採用した「スゴピカシェルフ水栓」や照明を内蔵したカウンター「ライトアップロングカウンター」、収納を兼ね備えた手すり「おきラクスマート手すり」といった2つの機能をまとめた部材も用意している。スゴピカシェルフ水栓は、シャンプーを置ける台も搭載しておりタオルをかけられるハンギングバーも付けられる。

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