検索
ニュース

「SOLIDWORKS 2022」は堅実な機能強化に加え、クラウドとの接続価値を提案CADニュース(3/4 ページ)

ソリッドワークス・ジャパンはオンライン記者説明会を開催し、「SOLIDWORKS 2022」の製品概要および新機能を紹介した。SOLIDWORKS 2022では「Work Smarter,Work Faster,Work Together」を開発テーマに、さまざまな機能強化および新機能の追加がなされているという。

Share
Tweet
LINE
Hatena

新たに追加された「コンフィギュレーションテーブル」機能

 さらに、部品とアセンブリの共通項目として、複数の形状の異なる部品やアセンブリのバリエーションを、1つのファイルに保持できるコンフィギュレーションにおいて、「コンフィギュレーションテーブル」と呼ばれる機能が新たに追加された。複数のコンフィギュレーションを作成すると、それらの違いをリスト化したコンフィギュレーションテーブルが自動で作られる。コンフィギュレーションテーブル上で、チェック入れたり、プロパティの値を変更したりすることで、更新内容がコンフィギュレーションに反映される。「従来の『設計テーブル』よりも使いやすく、『Excel』を使わずにCAD環境の中だけでコンフィギュレーションの管理を完結できる。シリーズものや型違いの製品を設計されているユーザーにとって使いやすい機能となっている」(柿沼氏)。

新たに追加された「コンフィギュレーションテーブル」機能
新たに追加された「コンフィギュレーションテーブル」機能[クリックで拡大] 出所:ソリッドワークス・ジャパン
ディテイリングモードがさらに進化し、図面の作業性が向上
ディテイリングモードがさらに進化し、図面の作業性が向上[クリックで拡大] 出所:ソリッドワークス・ジャパン

 図面に関しては、ディテイリングモードがさらに進化し、図面の作業性が向上している。従来、標準ビューを作成するにはモデルの情報を読み込む必要があったが、SOLIDWORKS 2022では、あらかじめ設定を行うことでディテイリングモードで標準ビューを作成できるようになった。また、穴の位置をリスト化した「穴テーブル」についても、ディテイリングモードで作成可能となった。「これらの機能強化により、設計者は製図作業のほとんどをディテイリングモードで行える」(柿沼氏)という。

製図の手数を削減する機能強化ポイント
製図の手数を削減する機能強化ポイント[クリックで拡大] 出所:ソリッドワークス・ジャパン

 その他、製図の手数を削減する機能強化として、例えば、直径と半径の表示を切り替える際、従来のようにプロパティを開くことなく、寸法線をクリックして表示されるショートカットメニューから変更可能となった。さらに、「対称線形直径寸法」という新しい機能も追加された。これは左右対称のモデルに対して、片足の寸法線を付けるためのもので、寸法値の大きいものから順に自動で並び替えを行うなど、分かりやすい図面を描く際に役立つ機能になっている。

SOLIDWORKS 2022のシミュレーション&ビジュアライゼーション機能

 続いて、柿沼氏はCAD機能による設計の“その先”として、シミュレーションおよびビジュアライゼーションにおけるSOLIDWORKS 2022の新機能/機能強化ポイントを紹介した。

 SOLIDWORKS 2022のシミュレーション(SOLIDWORKS Simulation)については、システム全体としてのパフォーマンス向上に加えて、機能面での強化が図られている。パフォーマンスに関しては、例えば、ボンドの計算速度の向上が挙げられる。アセンブリで強度を確認する際、ボンド結合がよく多用されるが、その計算速度についてSOLIDWORKS 2022では平均35%改善しているという。さらに機能面では、新たにリンク機構の解析に特化した「リンクロッド結合」と呼ばれる設定が追加されている。「アセンブリでリンク機構の解析を行おうとすると設定すべき条件がたくさんあり手間がかかっていた。リンクロッド結合はその手間を簡略化できる」(柿沼氏)。

シミュレーションに関してはパフォーマンスと機能の両方が向上した
シミュレーションに関してはパフォーマンスと機能の両方が向上した[クリックで拡大] 出所:ソリッドワークス・ジャパン

 一方、CADモデルを使用して、写実的な画像や映像を制作できるビジュアライゼーション(SOLIDWORKS Visualize)について、SOLIDWORKS 2022では機能性と操作性が向上しているという。例えば、従来、背景に合わせてモデルを配置してレンダリングを行う際、モデルのカメラ設定を背景写真に合わせるのに手間がかかっていたが、「カメラに適合」機能を使うと、背景に合わせて水平線や延長戦を設定するだけで、カメラのポジションを自動で調整してくれる。さらに、「シャドウキャッチャー」と呼ばれる機能を使うことで、背景画像に描かれた壁に合わせてモデルの影を自然な形で投影(影が壁を突き抜けることなく投影)できるようになった。

ビジュアライゼーション関連では「カメラに適合」や「シャドウキャッチャー」といった機能が追加された
ビジュアライゼーション関連では「カメラに適合」や「シャドウキャッチャー」といった機能が追加された[クリックで拡大] 出所:ソリッドワークス・ジャパン

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る