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新型ランクルにもモータースポーツの知見、専用装備の「GR SPORT」を設定車両デザイン(1/2 ページ)

トヨタ自動車は2021年8月2日、全面改良した「ランドクルーザー」を発売したと発表した。メーカー希望小売価格は510万〜800万円。

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 トヨタ自動車は2021年8月2日、全面改良した「ランドクルーザー」を発売したと発表した。メーカー希望小売価格は510万〜800万円。パワートレインは、排気量3.5l(リットル)のV型6気筒ツインターボガソリンエンジンと、排気量3.3lのV型6気筒ツインターボディーゼルエンジンの2種類。どちらも10速ATを搭載する。フレームはトヨタ自動車本社工場で生産し、組み立てはトヨタ車体吉原工場が担う。


新型ランドクルーザーを発売した(クリックして拡大) 出典:トヨタ自動車

 ダカールラリー参戦ドライバーによるフィードバックを生かしたグレード「GR SPORT」も設定した。起伏が続く場所を中高速域で走行しているときのジャンプ着地後の接地性向上、スタックから脱出する時間の短縮、荷重移動操作に対する応答性改善、悪路走行時のバンパー破損対策、車体の揺れの低減、高速ブレーキング時の安定した姿勢といった参戦ドライバーからの要望を反映させている。

 GR SPORTは専用装備として、前後のスタビライザーを独立して自動で電子制御する「E-KDSS(Electronic-Kinetic Dynamic Suspension System)」を採用した他、リアだけでなくフロントにも電動デフロックを搭載する。2023年以降、この車両をベースに、トヨタ車体のチームランドクルーザーがダカールラリーに参戦する予定だ。ラリー参戦を通じて、車両の進化と熟成に取り組み、市販モデルにつなげていく。


E-KDSSの概要(クリックして拡大) 出典:トヨタ自動車

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