ミクシィのコミュニケーションロボットは独自AIで“雑談”に付き合ってくれる:ロボット開発ニュース(1/2 ページ)
ミクシィは2021年4月21日、深層学習技術をベースに独自開発した“雑談”用のAI(人工知能)を搭載する自律型会話ロボット「Romi(ロミィ)」の一般販売を開始した。コミュニケーションロボットに“雑談”のために深層学習技術を取り入れるのは「恐らく世界初」(ミクシィ)だという。
ミクシィは2021年4月21日、深層学習技術をベースに独自開発した“雑談”用のAI(人工知能)を搭載する自律型会話ロボット「Romi(ロミィ)」の一般販売を開始した。コミュニケーションロボットに“雑談”のために深層学習技術を取り入れるのは「恐らく世界初」(ミクシィ)だという。本体販売価格は税込みで4万9280円で、これに加えて月会費1078円が必要になる。
100種類以上に変化する表情
Romiは「Robot of mixi」の略で、ミクシィが「ペットのように癒やし、家族のように自分を理解してくれる存在」を目指して開発したコミュニケーションロボットである。
重量は約320gで、サイズは両手の上に乗る程度の大きさに収めた。CPUには1.2GHz Quad Cortex-A53を採用。モーターは2軸で、うなずきや振り向きといった動作を行う。なでられたことなどを検出するタッチセンサー、ディスプレイの輝度調整を行う照度センサー、機体の持ち上げを検知する加速度ジャイロセンサーを内蔵した。カラーバリエーションは「マットホワイト」「マットブルー」「マットピンク」の3色。
表情を表示する画面部分にはIPS液晶ディスプレイを使用。Romiを持ち上げる、頭をなでることなどで表情は100種類以上に変化し、それに合わせて声色も変化する。リクエストすれば天気予報やニュースを知らせてくれる他、アラームの設定や、英会話の練習、しりとりといった遊びなどにも対応する。
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