交流を活性化するオープン空間を新設、アジレントが本社事業本部をリニューアル:製造マネジメントニュース(1/2 ページ)
アジレント・テクノロジーは、東京都八王子市の本社事業所内を、業務生産性向上のための仕組みなどを取り入れてリニューアルした。オープンスペースの設置を通じて、従業員間のコミュニケーションを増やして新アイデアを創出しやすい環境づくりを行う。
アジレント・テクノロジーは、東京都八王子市にある本社事業所内にある事業本部のオフィスを、業務生産性向上のための仕組みなどを取り入れてリニューアルした。新たにオープンスペースを設置することで、従業員間のコミュニケーションを増やして新たなアイデアを創出しやすい環境づくりを行う。ビデオ通話用のブースを設置するなど、テレワークなどの新しい働き方に適したレイアウトも取り入れた。
2021年1月12日から本格的な稼働を開始している。
リラックスしやすいオープンスペース
アジレント・テクノロジーの事業本部は、ICP-MS(誘導結合プラズマ質量分析計)などの研究開発やマーケティング、それらに関わる購買業務などを担当している。今回のリニューアルでは、こうした業務における業務生産性を高める仕組みを導入するとともに、オフィス全体の老朽化をカバーするための改修も行った。
同社内では既に、自宅で対応可能な業務は在宅勤務で対応することになっているが、在宅に切り替えられない一部の業務では出社が必要になるという。
リニューアル後のオフィスは、以前と比較して従業員、部署間のコラボレーション創出を意識したエリア構成となった。具体的には、従業員同士が気楽に交流できる「オープンスペース」、日常の業務に取り組むための「デスクエリア」、そして「会議室」の3エリアからなる。
オープンスペースは木目調のカフェをイメージしたスペースで、業務の合間に立ち寄りやすいデザインに仕上げている。デスクやチェア、ソファのほか、冷蔵庫、コーヒーメーカーなども設置した。リラックスしながら、他の従業員と雑談などコミュニケーションがしやすい空間になっている。
また、同スペース内には電話会議用の個人ブースも設けた。テレワークへの対応という意味合いもあるが、アジレント・テクノロジーは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大以前から海外の研究開発拠点とのコミュニケーションにビデオ会議を使用しており、こうした業務をより社内で利用しやすくするという目的もある。この他に、複数人で使用できる電話会議ブースも設置している。
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