新型「フィット」搭載のハイブリッドシステムはなぜ「e:HEV」なのか:東京モーターショー2019(1/2 ページ)
ホンダは、「第46回東京モーターショー2019」において、4代目となる新型「フィット」を発表した。2020年2月発売予定であり、2013年9月発売の3代目から約6年半ぶりの新モデル投入となる。
ホンダは2019年10月23日、「第46回東京モーターショー2019」(会期:2019年10月24日〜11月4日、東京ビッグサイト他)において、4代目となる新型「フィット」を発表した。2020年2月発売予定であり、2013年9月発売の3代目から約6年半ぶりの新モデル投入となる。
同社 社長の八郷隆弘氏は「2001年に初代モデルを発売したフィットはこれまでに全世界で750万台以上を販売してきた。新型フィットで目指したのは、新しい時代のコンパクトカーのスタンダードを作り上げることだ。コンパクトカーに特に厳しい日本市場で認められてこそ、新しい時代のスタンダードになる。日本から世界に提案するグローバルモデルとして磨き上げた」と語る。
新型フィットでは、新しいクルマづくりの考え方として、数値では表せない「感性価値」を追求し、顧客の生活に寄り添うような「心地よい視界」「座り心地」「使い心地」「乗り心地」という4つの心地よさを具現化したという。
「心地よい視界」を代表するのが、「今までにないくらい細い」(同社)というAピラーだ。従来と明らかに異なるような視界の広さを実現している。新たな断面構造を採用するとともに、万が一の衝突時にボディーへ荷重を流す構造を採用することで、十分な衝突安全性能も確保した。
「座り心地」では、前部座席に新開発のボディスタビライジングシートを採用した。身体をしっかり保持する面支持構造のため、長時間ドライブでも疲れにくく柔らかな座り心地を実現できている。また、シェイプされたシートが前部と後部の座席空間を分断しない作りになっているとする。
「使い心地」は、歴代フィットが重視してきた広い室内空間のみならず、さまざまなモノを置くユーティリティーを備えており「自然な動作で使える」(同社)ことを意識したという。
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