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AUTOSARに精通したエンジニアを育成、2021年までに100人以上のエンジニアを派遣:車載ソフトウェア
UTテクノロジーは、車載ソフトウェアの標準規格「AUTOSAR」に精通したエンジニアを育成する。自動車メーカーや部品メーカーからの技術ニーズに対応できるエンジニアを育成し、自動車産業全体の競争力向上に貢献していく。
UTテクノロジーは2019年4月23日、車載ソフトウェアの標準規格「AUTOSAR」に精通したエンジニアを育成すると発表した。2021年まで段階的に、自動車業界へ100人以上のエンジニアを派遣する予定だ。
AUTOSARは、車載向けソフトウェア基盤の業界標準を作成するため、2003年に設立されたグローバルパートナーシップだ。セキュリティの向上、アプリケーションの再利用性向上、ソフトウェアの開発コスト削減などを目的とした導入がヨーロッパを中心に広がっており、国内でも採用需要が高まっている。
名古屋大学の研究開発成果を活用して、車載ソフトウェアプラットフォームを開発・販売する同大学発のベンチャー企業APTJから技術的な協力を得て、自動車メーカーや部品メーカーからの技術ニーズに対応できるエンジニアを育成し、自動車産業全体の競争力向上に貢献していく。
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